プロジェクトマネージャ試験 第5回

問81

プロジェクトマネジメント計画書に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. プロジェクトをどのように実施し、監視し、管理し、終結するのかを定め、プロジェクトを実施するためのベースラインを明確にした文書である。
  2. プロジェクトの成果物の詳細な仕様と、その品質基準のみを記述した文書である。(正解)
  3. プロジェクトで発生しうるリスクを特定し、その発生確率と影響度を分析した文書である。
  4. プロジェクトチームのメンバー構成と、各メンバーの役割および責任を一覧化した文書である。

解説

■【設問の意図】 プロジェクトマネジメント計画書の定義と、その包括的な役割を理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 プロジェクトマネジメント計画書は、プロジェクトの実施、監視、管理、終結の方法を定め、プロジェクトのベースラインを明確にする文書である。 ■【初心者が迷う理由】 プロジェクト計画書が多くのサブ計画を含むため、特定の側面のみを記述した選択肢と混同しやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. プロジェクトマネジメント計画書がプロジェクト全体を統括する文書であることを想起する。 2. 実施、監視、管理、終結、ベースラインといった包括的なキーワードを含む選択肢を選ぶ。

問82

JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)において、「計画のプロセス群」に含まれる活動として適切なものはどれか。

  1. スコープの定義
  2. 変更要求の承認(正解)
  3. プロジェクトガバナンスの維持
  4. プロジェクトの終結

解説

■【設問の意図】 JIS Q 21500における計画プロセス群の構成要素に関する知識を問う。 ■【正解の理由】 JIS Q 21500:2018では、スコープの定義はプロジェクトを計画する上で不可欠な活動であり、計画のプロセス群に分類される。 ■【初心者が迷う理由】 プロジェクトマネジメントの各活動がどのプロセス群に属するかを正確に把握していないと、他の選択肢と混同しやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. JIS Q 21500の計画プロセス群の主要な活動を想起する。 2. スコープの定義がプロジェクトの初期段階で計画を立てる活動であることを確認し、選択する。

問83

JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引) における、プロジェクト全体計画の作成の目的として、最も適切なものはどれか。

  1. どのようにしてプロジェクトを実行し、管理し、終結するのかを文書化すること。
  2. プロジェクトに関連する役割、責任及び権限について、プロジェクトに関係する全ての当事者から必要な全てのコミットメントを得ること。(正解)
  3. プロジェクトのスコープを詳細に定義すること。
  4. プロジェクトの目標への脅威を軽減するために、プロジェクトの予算及びスケジュールに資源と活動とを投入することによって、リスクを扱うこと。

解説

■【設問の意図】 JIS Q 21500:2018におけるプロジェクト全体計画の作成目的を正確に理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 JIS Q 21500:2018では、プロジェクト全体計画の作成目的は、プロジェクトの実行、管理、終結の方法を文書化することと明記されている。これはプロジェクトの進め方の全体像を定める基盤となる。 ■【初心者が迷う理由】 他の選択肢もプロジェクトマネジメントの重要な活動であり、全体計画の目的と混同しやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. JIS Q 21500における「全体計画の作成目的」を問われていることを確認する。 2. 実行、管理、終結の方法を文書化するという定義が最も直接的な目的であることを判断する。

問84

JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引) における、プロジェクト組織の定義の目的として、適切なものはどれか。

  1. プロジェクトに関連する役割、責任及び権限について、プロジェクトに関係する全ての当事者から必要な全てのコミットメントを得ること。
  2. プロジェクトの目標を明確にし、その達成度を測定するための指標を設定すること。(正解)
  3. プロジェクトのスコープを詳細に定義し、作業分解構成図(WBS)を作成すること。
  4. プロジェクトのリスクを特定し、その発生確率と影響度を評価すること。

解説

■【設問の意図】 JIS Q 21500におけるプロジェクト組織定義の目的を理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 JIS Q 21500では、プロジェクト組織の定義は、関係者全員から役割、責任、権限に関するコミットメントを得ることを目的としている。これにより、プロジェクトの円滑な運営と責任の明確化を図る。 ■【初心者が迷う理由】 他の選択肢もプロジェクトマネジメントの重要な活動であるため、組織定義の具体的な目的に絞り込めない場合がある。 ■【本番での判断フロー】 1. プロジェクト組織の定義が「誰が何をするか」を明確にする活動であることを想起する。 2. その目的が、関係者の合意形成と責任の明確化にあると判断する。 3. コミットメントの獲得が最も直接的な目的である選択肢を選ぶ。

問85

JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)において、プロジェクトガバナンスの維持責任は誰にあるとされているか。

  1. プロジェクトスポンサ、又は上級レベルでの指導を行うプロジェクト運営委員会
  2. プロジェクトマネージャ(正解)
  3. プロジェクトチームメンバー
  4. 主要なステークホルダ
  5. 品質保証部門

解説

■【設問の意図】 JIS Q 21500:2018におけるプロジェクトガバナンスの維持責任者に関する知識を問うものです。 ■【正解の理由】 JIS Q 21500:2018では、プロジェクトガバナンスの維持責任は、プロジェクトを許可し経営的決定を下すプロジェクトスポンサ、または上級レベルで指導を行うプロジェクト運営委員会にあると明確に定義されています。 ■【初心者が迷う理由】 プロジェクトの実行責任者であるプロジェクトマネージャがガバナンスの責任者であると誤解しやすいためです。 ■【本番での判断フロー】 1. プロジェクトガバナンスは経営層の責任範囲と認識する。 2. 選択肢から経営的決定権を持つスポンサや運営委員会を選ぶ。

問86

JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)において、「変更要求」によって「管理のプロセス群」に作用し、その結果である「承認された変更」によって「管理のプロセス群」から作用されるプロセス群はどれか。

  1. 開始のプロセス群
  2. 計画のプロセス群
  3. 実行のプロセス群
  4. 管理のプロセス群(正解)
  5. 終結のプロセス群

解説

■【設問の意図】 JIS Q 21500における変更管理プロセスと各プロセス群の関係性を理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 JIS Q 21500では、変更要求は管理のプロセス群で評価・承認され、その結果承認された変更は実行のプロセス群に作用し、プロジェクト作業の実施に反映される。 ■【初心者が迷う理由】 「管理のプロセス群」が変更要求を受け、承認された変更を出すため、混乱しやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. 変更要求が管理プロセス群に作用し、承認された変更が生成されることを確認する。 2. 承認された変更が、実際にプロジェクト作業を行う「実行のプロセス群」に影響を与えることを思い出す。

問87

PMBOKガイド第7版において、プロジェクト・スコープ記述書に記述される内容として適切なものはどれか。

  1. プロジェクトの除外事項
  2. プロジェクトの目標達成に貢献する要素(正解)
  3. プロジェクトの最長経路
  4. プロジェクトのコスト効率を向上させるための対策

解説

■【設問の意図】 PMBOKガイドにおけるプロジェクト・スコープ記述書の主要な内容に関する知識を問うものです。 ■【正解の理由】 PMBOKガイド第7版では、プロジェクト・スコープ記述書にプロジェクトの除外事項を記述すると明確にされています。これにより、プロジェクトの範囲を明確化し、スコープクリープを防ぎます。 ■【初心者が迷う理由】 スコープ記述書には多くの情報が含まれるため、「除外事項」という具体的な内容が記述されることを知らないと迷う可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. PMBOKガイドにおけるスコープ記述書の役割を思い出す。 2. プロジェクトの範囲を明確にする上で、何を含み何を含まないかを定義することが重要だと判断する。

問88

RACIチャートの主な役割として、最も適切なものはどれか。

  1. プロジェクトにおける役割、責任、権限を明確にし、関係者間のコミットメントを得ること。
  2. プロジェクトの最長経路を特定し、最短所要日数を決定すること。(正解)
  3. プロジェクトのコスト効率を評価し、将来のコストを予測すること。
  4. リスク事象の発生確率と影響金額を掛け合わせ、期待金額価値を算出すること。

解説

■【設問の意図】 RACIチャートの主要な目的と、プロジェクトマネジメントにおけるその役割を問う。 ■【正解の理由】 RACIチャートは、プロジェクトのタスクに対する役割と責任(実行、説明、相談、情報提供)を明確にし、関係者間の合意形成とコミットメントを促す。これにより、責任の曖昧さを解消し、円滑なプロジェクト遂行を支援する。 ■【初心者が迷う理由】 他の選択肢もプロジェクトマネジメントの重要な概念であり、RACIチャートの具体的な適用範囲を混同する可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. RACIチャートが責任分担マトリックスであることを想起する。 2. 役割、責任、権限の明確化とコミットメントがその目的であると判断する。

問89

プロジェクトの目標達成に貢献する要素として、時間、コスト、品質以外に重要とされるものはどれか。

  1. スコープ
  2. 予算実績(正解)
  3. 進捗率
  4. 成果物の量

解説

■【設問の意図】 プロジェクトの目標達成に貢献する、時間、コスト、品質以外の多角的な要素の理解度を問う。 ■【正解の理由】 プロジェクトの目標達成には、時間、コスト、品質に加え、リスク、スコープ、ステークホルダ、プロジェクトチーム、コミュニケーションなども重要であるため、スコープは正しい。 ■【初心者が迷う理由】 プロジェクトマネジメントの三大制約(時間、コスト、品質)に意識が集中し、他の重要な要素を見落としやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. プロジェクト目標達成の要素として、時間、コスト、品質以外の項目を想起する。 2. 選択肢の中から、想起した要素(リスク、スコープ、ステークホルダなど)に合致する「スコープ」を選ぶ。

問90

プロジェクトマネジメント計画のテーラリングにおいて考慮すべき要素として、最も適切なものはどれか。

  1. プロジェクトの独自性(環境、スコープ定義の精度、ステークホルダの関与度など)
  2. 過去の類似プロジェクトの成功事例のみ(正解)
  3. 組織の標準プロセスに厳密に従うこと
  4. プロジェクトマネージャの個人的な経験と直感
  5. 予算とスケジュールのみを最優先すること

解説

■【設問の意図】 プロジェクトマネジメント計画のテーラリングの目的と、その際に考慮すべき主要な要素を理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 テーラリングは、個々のプロジェクトの独自性(環境、スコープ定義の精度、ステークホルダの関与度など)を考慮し、マネジメント方法を調整して計画を作成する。実行中も有効性をモニタリングし、必要に応じて対応する。 ■【初心者が迷う理由】 組織の標準プロセスや過去の成功事例に固執し、プロジェクト固有の状況への適応の重要性を見落とすことがあるため。 ■【本番での判断フロー】 1. テーラリングはプロジェクトの「個別最適化」であると理解する。 2. プロジェクト固有の状況や特性を考慮する選択肢を選ぶ。

問91

プロジェクト終結時の評価に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 目標未達成のプロジェクトでは、今後の教訓として役立てるために、直接原因だけでなく根本原因を究明し、再発防止策を立案する。
  2. 根本原因の究明は、プロジェクトチーム内のみで行い、組織内外の事例や知見は活用しない。(正解)
  3. 再発防止策は、マネジメントプロセスを可能な限り煩雑にし、厳格な運用を義務付けることで定着を図る。
  4. プロジェクトが目標を達成できなかった場合、評価は行わず、次のプロジェクトに速やかに注力すべきである。

解説

■【設問の意図】 プロジェクト終結時の評価における、目標未達成時の適切な対応策の理解度を問う。 ■【正解の理由】 目標未達成プロジェクトでは、直接原因だけでなく根本原因を究明し、今後の教訓として再発防止策を立案することが重要である。根本原因究明には第三者の参加や組織内外の知見活用が有効とされている。 ■【初心者が迷う理由】 根本原因究明の範囲や再発防止策の策定方針について、誤った認識を持つことがある。 ■【本番での判断フロー】 1. プロジェクト終結評価の目的が教訓化と再発防止であることを確認する。 2. 根本原因究明の重要性、外部知見の活用、対策の定着性を考慮し選択肢を評価する。

問92

RACIチャートにおける「R」が示す役割として、適切なものはどれか。

  1. 実行責任 (Responsible)
  2. 説明責任 (Accountable)(正解)
  3. 相談対応 (Consulted)
  4. 情報提供 (Informed)

解説

■【設問の意図】 RACIチャートの各要素が示す役割について、正確な知識を問うものです。 ■【正解の理由】 RACIチャートの「R」は、タスクや活動の実行を担当する「実行責任 (Responsible)」を意味します。これは、実際に作業を行う役割です。 ■【初心者が迷う理由】 「説明責任(Accountable)」と混同しやすいですが、それぞれ異なる役割を指します。 ■【本番での判断フロー】 1. RACIチャートの各要素 (R, A, C, I) の意味を正確に思い出す。 2. 「R」が「実行責任 (Responsible)」であることを確認し、選択肢から選ぶ。

問93

RACIチャートにおける「A」が示す役割は何か。

  1. 実行責任 (Responsible)
  2. 説明責任 (Accountable)
  3. 相談対応 (Consulted)(正解)
  4. 情報提供 (Informed)

解説

■【設問の意図】 RACIチャートにおける各役割の定義を正確に理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 RACIチャートの「A」はAccountableの略であり、プロジェクトにおける説明責任を負う役割を示します。これは、特定のタスクや成果物に対して最終的な責任を持つことを意味します。 ■【初心者が迷う理由】 Responsible(実行責任)とAccountable(説明責任)の区別がつきにくく、混同しやすいことがあります。 ■【本番での判断フロー】 1. RACIチャートの各文字(R, A, C, I)がどの役割の頭文字であるかを正確に思い出す。 2. 「A」がAccountable(説明責任)であることを確認し、該当する選択肢を選ぶ。

問94

RACIチャートにおける「C」が示す役割は何か。

  1. 実行責任 (Responsible)
  2. 説明責任 (Accountable)
  3. 相談対応 (Consulted)
  4. 情報提供 (Informed)(正解)

解説

■【設問の意図】 RACIチャートの各要素が示す役割について、正確な知識を問うものです。 ■【正解の理由】 RACIチャートの「C」はConsulted(相談対応)を意味し、決定や活動の前に意見を求められる役割を示します。これはプロジェクトにおける関係者の役割分担を明確にする上で重要です。 ■【初心者が迷う理由】 RACIの各文字が示す英語の頭文字と日本語訳を混同しやすいため、正確な知識が求められます。 ■【本番での判断フロー】 1. RACIチャートの各文字が何の略語か、その意味を思い出す。 2. 「C」がConsulted(相談対応)であることを確認し、選択肢から該当するものを選ぶ。

問95

RACIチャートにおける「I」が示す役割又は責任として、適切なものはどれか。

  1. 情報提供(Informed)
  2. 実行責任(Responsible)(正解)
  3. 説明責任(Accountable)
  4. 相談対応(Consulted)

解説

■【設問の意図】 RACIチャートにおける「I」の役割について、正確な知識を問うものです。 ■【正解の理由】 RACIチャートの「I」は「Informed(情報提供)」を意味し、決定や行動について情報を受け取る責任があることを示します。これにより、関係者が適切に状況を把握できます。 ■【初心者が迷う理由】 RACIの各要素が示す役割を正確に覚えていない場合、他の役割と混同しやすいです。 ■【本番での判断フロー】 1. RACIチャートの各要素(R, A, C, I)がそれぞれ何の頭文字であるかを思い出す。 2. 「I」が「Informed(情報提供)」であることを確認し、選択肢から該当するものを選ぶ。

問96

プロジェクト終結時の評価において、目標未達成のプロジェクトで今後の教訓として役立てるために、直接原因の究明に加えて特に重要とされる活動は何か。

  1. プロジェクトマネジメント計画書の改訂
  2. 根本原因の究明
  3. ステークホルダへの最終報告(正解)
  4. プロジェクトチームの解散
  5. 成果物の最終レビュー

解説

■【設問の意図】 プロジェクト終結時の評価における、目標未達成プロジェクトからの教訓抽出の重要活動を問う。 ■【正解の理由】 目標未達成プロジェクトでは、今後の教訓として役立てるため、直接原因だけでなく根本原因を究明することが不可欠です。これにより、効果的な再発防止策の立案が可能となります。 ■【初心者が迷う理由】 再発防止策の立案も重要ですが、その前提として根本原因の究明が必須であるため、どちらがより根源的な活動か判断に迷うことがあります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文から「目標未達成プロジェクト」「教訓」「直接原因に加えて」というキーワードを把握する。 2. 選択肢の中から、教訓を得るために最も本質的な原因特定活動である「根本原因の究明」を選ぶ。

問97

プロジェクト終結時の評価において、目標未達成のプロジェクトで立案する再発防止策に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 再発防止策は、マネジメントプロセスを煩雑にせず、組織への定着を図ることが重要である。
  2. 再発防止策は、直接原因のみに焦点を当てて立案するべきである。(正解)
  3. 再発防止策の立案には、プロジェクトチーム内部の知見のみを活用すべきである。
  4. 再発防止策は、プロジェクトの目標達成の有無にかかわらず、常に同じ方法で立案される。

解説

■【設問の意図】 プロジェクト終結時の評価における再発防止策立案の適切な進め方に関する知識を問う。 ■【正解の理由】 再発防止策は、マネジメントプロセスを複雑にせず、組織全体に定着させることが重要であるとされているため、選択肢1が適切です。これにより、実効性のある改善が期待できます。 ■【初心者が迷う理由】 根本原因の究明や外部知見の活用も重要ですが、再発防止策自体の「立案と定着」の特性を見落としがちです。 ■【本番での判断フロー】 1. 再発防止策は、根本原因の究明後に立案されることを確認する。 2. 立案された策が「煩雑にせず定着を図る」という実効性に関する記述が最も適切と判断する。

問98

プロジェクトマネジメント計画の修整(テーラリング)を行う際に考慮すべき要素として、最も適切なものはどれか。

  1. 個々のプロジェクトの独自性(環境、スコープ定義の精度、ステークホルダの関与度や影響度、プロジェクトチームの成熟度やチームメンバーの構成、コミュニケーションの手段や頻度など)
  2. プロジェクトマネージャの個人的な経験と好み(正解)
  3. 過去の類似プロジェクトの成功事例のみ
  4. 組織の標準的なプロセスに厳密に従うこと
  5. プロジェクトの予算と期間のみ

解説

■【設問の意図】 プロジェクトマネジメント計画のテーラリングにおいて、どのような要素を考慮すべきかを理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 テーラリングは、個々のプロジェクトの独自性(環境、スコープ定義の精度、ステークホルダの関与度や影響度、プロジェクトチームの成熟度、コミュニケーション手段など)を考慮して、マネジメント方法を調整することである。これにより、プロジェクトに最適な計画を策定できる。 ■【初心者が迷う理由】 プロジェクトマネジメントの標準的な知識に固執し、個別の状況に応じた柔軟な対応の重要性を見落とすことがある。 ■【本番での判断フロー】 1. テーラリングが「個々のプロジェクトの独自性」に対応する概念であることを思い出す。 2. 選択肢の中から、プロジェクトの多様な側面を包括的に考慮しているものを選ぶ。

問99

JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)における「計画のプロセス群」に含まれる活動として、適切なものはどれか。

  1. スコープの定義
  2. 成果物の作成(正解)
  3. プロジェクトの終結
  4. 変更要求の承認

解説

■【設問の意図】 JIS Q 21500:2018におけるプロジェクトマネジメントのプロセス群と、その中に含まれる主要な活動に関する知識を問うものです。 ■【正解の理由】 JIS Q 21500:2018では、「計画のプロセス群」にスコープの定義が含まれると明確に規定されています。これはプロジェクトの範囲を確定する重要な活動です。 ■【初心者が迷う理由】 各プロセス群に含まれる具体的な活動を正確に把握していないと、他のプロセス群の活動と混同する可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文がJIS Q 21500:2018の「計画のプロセス群」の活動を問うていることを確認する。 2. 選択肢の中から、計画段階でプロジェクトの範囲を定める「スコープの定義」が正解であると判断する。

問100

PMBOKガイド第7版において、プロジェクト・スコープ記述書に記述される項目として適切なものはどれか。

  1. プロジェクトの除外事項
  2. プロジェクトの目標(正解)
  3. プロジェクトの成果物
  4. プロジェクトの要求事項

解説

■【設問の意図】 PMBOKガイド第7版におけるプロジェクト・スコープ記述書の主要な内容、特に除外事項の理解度を問う。 ■【正解の理由】 PMBOKガイド第7版では、プロジェクト・スコープ記述書にプロジェクトの除外事項を明記することで、スコープの明確化と誤解の防止を図る。 ■【初心者が迷う理由】 スコープ記述書には目標や成果物も含まれるため、除外事項が特に強調される理由を理解しにくい場合がある。 ■【本番での判断フロー】 1. PMBOKガイド第7版のプロジェクト・スコープ記述書の内容を思い出す。 2. 特に「除外事項」がスコープの明確化に重要であることを認識し、選択肢から選ぶ。