プロジェクトマネージャ試験 第2回
問21
JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)におけるプロジェクト組織の定義の目的として、最も適切なものはどれか。
- プロジェクトに関連する役割、責任及び権限について、プロジェクトに関係する全ての当事者から必要な全てのコミットメントを得ること。
- プロジェクトの目標を明確にし、その達成度を測定するための指標を設定すること。(正解)
- プロジェクトのスコープを定義し、成果物の品質基準を定めること。
- プロジェクトのリスクを特定し、それらに対する対応計画を策定すること。
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500:2018におけるプロジェクト組織定義の目的を理解しているかを確認する。
■【正解の理由】
JIS Q 21500:2018では、プロジェクト組織の定義は、関係者からの役割、責任、権限に関するコミットメントを得ることを目的としている。これにより、プロジェクトの円滑な運営と責任の明確化が図られる。
■【初心者が迷う理由】
プロジェクト組織の定義が、単なる役割分担だけでなく、関係者のコミットメント確保という側面を持つことを見落としがちである。
■【本番での判断フロー】
1. プロジェクト組織の定義が、単なる役割分担以上の意味を持つことを想起する。
2. JIS Q 21500:2018の記述「必要な全てのコミットメントを得ること」に合致する選択肢を選ぶ。
問22
JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)において、プロジェクトガバナンスの維持責任は誰にあるとされているか。
- プロジェクトを許可し、経営的決定を下すプロジェクトスポンサ、又は上級レベルでの指導を行うプロジェクト運営委員会
- プロジェクトの日常的な管理を行うプロジェクトマネージャ(正解)
- プロジェクトの成果物を開発するプロジェクトチームメンバー
- プロジェクトに影響を受ける全てのステークホルダ
- プロジェクトに外部サービスを提供するベンダー
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500:2018におけるプロジェクトガバナンスの維持責任者を問う知識を確認する。
■【正解の理由】
JIS Q 21500:2018では、プロジェクトガバナンスの維持責任は、プロジェクトを許可し経営的決定を下すプロジェクトスポンサ、または上級レベルで指導を行うプロジェクト運営委員会にあると明確に定義されているため、選択肢1が正しい。
■【初心者が迷う理由】
プロジェクトマネージャがプロジェクトの最高責任者であると誤解し、ガバナンス責任もマネージャにあると考えやすい。
■【本番での判断フロー】
1. プロジェクトガバナンスは、プロジェクト全体の方向性や経営的決定に関わる上位の責任であると認識する。
2. プロジェクトマネージャは実行責任者であり、ガバナンスはより上位の役割であるため、選択肢1が適切と判断する。
問23
JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)において、プロジェクトガバナンスの維持責任があるのは、次のうちどれか。
- プロジェクトスポンサ
- プロジェクトマネージャ(正解)
- プロジェクトチーム
- 品質管理担当者
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500:2018におけるプロジェクトガバナンスの維持責任者に関する知識を問う。
■【正解の理由】
JIS Q 21500:2018では、プロジェクトガバナンスの維持責任は、プロジェクトを許可し経営的決定を下すプロジェクトスポンサ、または上級レベルで指導を行うプロジェクト運営委員会にあると明記されている。
■【初心者が迷う理由】
プロジェクトマネージャがプロジェクトの管理責任を持つため、ガバナンス維持責任もプロジェクトマネージャにあると誤解しやすい。
■【本番での判断フロー】
1. ガバナンスはプロジェクト全体の統治に関わるため、経営層に近い役割が担うと考える。
2. 選択肢から、プロジェクトスポンサが最も適切な役割であると判断する。
問24
JIS Q 21500:2018におけるプロジェクトスポンサの主な役割として、適切なものはどれか。
- プロジェクトの日常的な進捗を管理する。
- プロジェクトを許可し、経営的決定を下す。
- プロジェクトチームのメンバーを育成する。(正解)
- プロジェクトの技術的な課題を解決する。
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500:2018におけるプロジェクトスポンサの役割に関する知識を問う。
■【正解の理由】
JIS Q 21500:2018では、プロジェクトスポンサはプロジェクトを許可し、経営的決定を下すことでプロジェクトガバナンスの維持責任を負うとされている。
■【初心者が迷う理由】
プロジェクトマネージャの役割と混同し、日常的な管理やチーム育成を選んでしまうことがある。
■【本番での判断フロー】
1. プロジェクトスポンサはプロジェクトの経営層に位置し、上位の意思決定を行う役割であることを思い出す。
2. 選択肢の中から、プロジェクトの承認や経営判断といった上位レベルの役割を選ぶ。
問25
JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引) におけるプロジェクト運営委員会の役割として、最も適切なものはどれか。
- プロジェクトの日常的な進捗を管理し、個々のタスクの完了を監督する。
- プロジェクトを許可し、上級レベルでの指導を行うことで、プロジェクトガバナンスを維持する。
- プロジェクトの技術的な詳細設計をレビューし、品質基準への適合性を確認する。(正解)
- プロジェクトチームメンバーの採用と育成を担当し、パフォーマンス評価を実施する。
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500:2018に基づくプロジェクトガバナンスにおける運営委員会の役割を理解しているか問うものです。
■【正解の理由】
JIS Q 21500:2018では、プロジェクト運営委員会はプロジェクトを許可し、上級レベルでの指導を行うことでプロジェクトガバナンスの維持責任を負うと明記されています。
■【初心者が迷う理由】
プロジェクトマネジメントの様々な役割と混同し、運営委員会の戦略的・ガバナンス的役割を見誤ることがあります。
■【本番での判断フロー】
1. 運営委員会は「上級レベルでの指導」や「ガバナンス」といったキーワードと結びつける。
2. 日常業務や技術的詳細、人事など、プロジェクトマネージャやチームの役割と区別する。
問26
JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)における変更要求とプロセス群に関する記述として、適切なものはどれか。
- 「変更要求」によって「管理のプロセス群」に作用し、その結果である「承認された変更」によって「管理のプロセス群」から作用されるプロセス群は「実行のプロセス群」である。
- 「変更要求」によって「実行のプロセス群」に作用し、その結果である「承認された変更」によって「実行のプロセス群」から作用されるプロセス群は「管理のプロセス群」である。(正解)
- 「変更要求」によって「計画のプロセス群」に作用し、その結果である「承認された変更」によって「計画のプロセス群」から作用されるプロセス群は「実行のプロセス群」である。
- 「変更要求」によって「終結のプロセス群」に作用し、その結果である「承認された変更」によって「終結のプロセス群」から作用されるプロセス群は「管理のプロセス群」である。
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500:2018における変更要求と各プロセス群(管理、実行)の関係性を理解しているかを確認する。
■【正解の理由】
JIS Q 21500:2018の定義通り、変更要求は「管理のプロセス群」に作用し、その結果である「承認された変更」は「管理のプロセス群」から「実行のプロセス群」に作用する。
■【初心者が迷う理由】
変更要求と承認された変更が、どのプロセス群間でどのように作用し合うのかを混同しやすい。
■【本番での判断フロー】
1. 変更要求がまず「管理のプロセス群」に送られることを思い出す。
2. 承認された変更が「管理のプロセス群」から「実行のプロセス群」へ指示されることを確認する。
問27
JIS Q 21500:2018において、「変更要求」によって「管理のプロセス群」に作用し、その結果である「承認された変更」によって「管理のプロセス群」から作用されるプロセス群はどれか。
- 実行のプロセス群
- 計画のプロセス群(正解)
- 終結のプロセス群
- 開始のプロセス群
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500:2018における変更要求とプロセス群の関係、特に実行のプロセス群への影響を理解しているか問う。
■【正解の理由】
JIS Q 21500:2018では、変更要求が管理のプロセス群に作用し、承認された変更が実行のプロセス群に作用すると定義されている。これにより、プロジェクトの実行段階で計画の変更が反映される。
■【初心者が迷う理由】
変更要求が直接実行のプロセス群に作用すると誤解したり、管理のプロセス群の役割を混同したりする可能性がある。
■【本番での判断フロー】
1. 変更要求が管理のプロセス群に作用し、承認された変更が生じることを確認する。
2. 承認された変更がどのプロセス群に影響を与えるかを思い出す。
3. 実行のプロセス群が承認された変更に基づいて作業を進めることを判断する。
問28
JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)において、「管理のプロセス群」から「承認された変更」によって作用されるプロセス群はどれか。
- 実行のプロセス群
- 計画のプロセス群(正解)
- 終結のプロセス群
- 監視のプロセス群
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500における変更管理プロセスと、各プロセス群間の相互作用に関する理解度を問う。
■【正解の理由】
JIS Q 21500:2018では、「承認された変更」は「管理のプロセス群」から「実行のプロセス群」に作用し、プロジェクトの実行内容に反映されます。これにより、計画と実績の乖離を修正し、プロジェクトを正しい方向へ導きます。
■【初心者が迷う理由】
変更要求が「管理のプロセス群」に作用する点と、「承認された変更」が作用するプロセス群を混同しやすいです。
■【本番での判断フロー】
1. 「承認された変更」が、プロジェクトの具体的な作業に影響を与えることを想起する。
2. 具体的な作業を行うプロセス群は「実行のプロセス群」であると判断する。
問29
JIS Q 21500:2018 (プロジェクトマネジメントの手引)において、「変更要求」によって「管理のプロセス群」に作用し、その結果である「承認された変更」によって「管理のプロセス群」から作用されるプロセス群はどれか。
- 計画のプロセス群
- 実行のプロセス群
- 監視のプロセス群(正解)
- 終結のプロセス群
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500:2018におけるプロジェクトマネジメントのプロセス群間の相互作用、特に変更管理における実行プロセス群の役割を理解しているかを問う。
■【正解の理由】
JIS Q 21500:2018では、「変更要求」が「管理のプロセス群」を経て「承認された変更」となり、それが「実行のプロセス群」に作用すると定義されているためです。実行プロセス群は、承認された変更に基づいてプロジェクト作業を進めます。
■【初心者が迷う理由】
変更管理は「管理のプロセス群」で行われるため、直接的に「管理のプロセス群」が答えだと誤解しやすいです。
■【本番での判断フロー】
1. 変更要求と承認された変更が、どのプロセス群に最終的に影響を与えるかを考える。
2. 承認された変更は、実際の作業を行う「実行のプロセス群」に作用すると判断する。
問30
JIS Q 21500:2018における「管理のプロセス群」の役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 「変更要求」を受け取り、その結果として「承認された変更」を生成し、他のプロセス群に作用させる。
- プロジェクトのスコープを定義し、ベースラインを確立する。(正解)
- プロジェクトの実行方法を文書化し、プロジェクト全体計画を作成する。
- プロジェクトの最長経路を特定し、最短所要日数を決定する。
解説
■【設問の意図】
JIS Q 21500:2018における「管理のプロセス群」が、変更要求と承認された変更を通じて他のプロセス群とどのように連携するかを理解しているかを確認します。
■【正解の理由】
「管理のプロセス群」は、変更要求を受け取り、承認された変更を生成し、実行プロセス群に作用させる役割を担います。
■【初心者が迷う理由】
各プロセス群の具体的な役割や相互作用について、詳細な知識がないと混同しやすいです。
■【本番での判断フロー】
1. 知識集の「JIS変更要求とプロセス群」の記述を思い出す。
2. 「管理のプロセス群」が変更要求を受け取り、承認された変更を出す役割であることを確認する。
問31
PMBOKガイド第7版におけるプロジェクト・スコープ記述書に記述される内容として、適切なものはどれか。
- プロジェクトの除外事項
- プロジェクトの予算計画(正解)
- プロジェクトの組織図
- プロジェクトのリスク一覧
- プロジェクトのコミュニケーション計画
解説
■【設問の意図】
PMBOKガイドにおけるプロジェクト・スコープ記述書の主要な内容を理解しているかを確認する。
■【正解の理由】
PMBOKガイド第7版では、プロジェクト・スコープ記述書にプロジェクトの除外事項が記述されると明記されています。これにより、プロジェクトの範囲を明確にし、スコープクリープを防ぎます。
■【初心者が迷う理由】
スコープ記述書がプロジェクト全体を網羅する文書であるため、他の計画要素も含まれると誤解しやすい。
■【本番での判断フロー】
1. PMBOKガイドにおけるプロジェクト・スコープ記述書の定義を思い出す。
2. スコープ記述書は「何を行うか」だけでなく「何を行わないか」も明確にすることを理解する。
問32
プロジェクト・スコープ記述書にプロジェクトの除外事項を明確に記述する主な目的として、最も適切なものはどれか。
- プロジェクトの範囲外の作業を明確にし、スコープクリープの発生を未然に防ぐこと。
- プロジェクトの主要な成果物の品質基準を詳細に定義すること。(正解)
- プロジェクトの予算とスケジュールを承認するための具体的な基準を設定すること。
- プロジェクトチームメンバーの役割と責任を割り当て、組織体制を確立すること。
- プロジェクトの目標達成に向けたリスクと機会を特定し、評価すること。
解説
■【設問の意図】
プロジェクト・スコープ記述書における除外事項の記述が、プロジェクトの成功に果たす役割を問うものです。
■【正解の理由】
除外事項を明確にすることで、プロジェクトが「何を含まないか」を定義し、期待値のずれを防ぎます。これにより、範囲外の作業が追加されるスコープクリープを効果的に防止できます。
■【初心者が迷う理由】
スコープ記述書には様々な情報が含まれるため、品質基準や予算、組織体制、リスクなど、他の重要な要素と混同しやすいです。
■【本番での判断フロー】
1.「除外事項」は「範囲外」を意味し、プロジェクトの「スコープ」を明確にする要素であると考える。
2.スコープを明確にすることは、範囲の拡大(スコープクリープ)を防ぐことに直結すると判断する。
問33
PMBOKガイド第7版におけるプロジェクト・スコープ記述書に関する記述として、適切なものはどれか。
- プロジェクトの除外事項が記述される。
- プロジェクトの具体的な作業手順が詳細に記述される。(正解)
- プロジェクトチームメンバーの役割と責任のみが記述される。
- プロジェクトの予算と実績の比較分析結果が記述される。
解説
■【設問の意図】
PMBOKガイド第7版におけるプロジェクト・スコープ記述書の主要な内容を理解しているかを確認する。
■【正解の理由】
PMBOKガイド第7版では、プロジェクト・スコープ記述書にプロジェクトの除外事項を記述することが求められる。これにより、プロジェクトの境界を明確にし、スコープクリープを防ぐ。
■【初心者が迷う理由】
スコープ記述書には多くの情報が含まれるため、除外事項の記述が特に重要であることを見落としがちである。
■【本番での判断フロー】
1. PMBOKガイドにおけるスコープ記述書の役割を思い出す。
2. プロジェクトの境界を明確にする「除外事項」が重要な要素であることを認識する。
問34
PMBOKガイド第7版におけるプロジェクト・スコープ記述書に記述される内容として適切なものはどれか。
- プロジェクトの除外事項
- プロジェクトの予算計画(正解)
- プロジェクトのスケジュール
- プロジェクトチームの役割
解説
■【設問の意図】
PMBOKガイドにおけるプロジェクト・スコープ記述書の主要な構成要素に関する知識を問う。
■【正解の理由】
PMBOKガイド第7版では、プロジェクト・スコープ記述書にプロジェクトの除外事項が記述されるとされている。これにより、プロジェクトの境界が明確になる。
■【初心者が迷う理由】
スコープ記述書には多くの情報が含まれるため、特に除外事項の重要性を見落としがちである。
■【本番での判断フロー】
1. PMBOKガイドにおけるスコープ記述書の役割を思い出す。
2. プロジェクトの境界を明確にするための除外事項が重要であることを認識する。
問35
PMBOKガイド第7版において、プロジェクト・スコープ記述書に記述される事項として正しいものはどれか。
- プロジェクトの除外事項
- プロジェクトの目標達成に貢献する要素(正解)
- プロジェクトの最長経路
- プロジェクトのコスト効率指数
解説
■【設問の意図】
PMBOKガイドにおけるプロジェクト・スコープ記述書の内容に関する知識を問う。
■【正解の理由】
PMBOKガイド第7版では、プロジェクト・スコープ記述書にプロジェクトの除外事項が記述されるとされているため、選択肢1が正しい。
■【初心者が迷う理由】
スコープ記述書にはプロジェクトの範囲全体が記述されるため、除外事項も含まれることを見落としがちである。
■【本番での判断フロー】
1. PMBOKガイドにおけるプロジェクト・スコープ記述書の役割を思い出す。
2. スコープ記述書には、プロジェクトの範囲だけでなく、含まれない事項(除外事項)も明記されることを確認する。
問36
PMBOKガイドにおいて、プロジェクトの主要な成果物に関する詳細な記述が含まれる文書はどれか。
- プロジェクト・スコープ記述書
- プロジェクト憲章(正解)
- WBS (Work Breakdown Structure)
- 要求事項トレーサビリティマトリックス
解説
■【設問の意図】
PMBOKガイドにおけるプロジェクトの成果物定義がどの文書で行われるかを問う。
■【正解の理由】
プロジェクト・スコープ記述書は、プロジェクトのスコープを詳細に定義し、主要な成果物や除外事項を記述する。成果物の定義はこの文書の重要な要素である。
■【初心者が迷う理由】
プロジェクト憲章やWBSも関連するが、成果物の詳細な定義はスコープ記述書で行われる点を混同しやすい。
■【本番での判断フロー】
1. 成果物の詳細定義はプロジェクトの範囲を明確にする文書で行われる。
2. PMBOKガイドでスコープを詳細に定義する文書はプロジェクト・スコープ記述書である。
問37
PMBOKガイドにおいて、プロジェクトの「要求事項」は、主に何のために収集・分析されるか?
- プロジェクトの除外事項を明確にするため。
- プロジェクトのスコープを定義し、成果物を特定するため。
- プロジェクトのリスクを特定し、対応計画を策定するため。(正解)
- プロジェクトのコミュニケーション計画を策定するため。
解説
■【設問の意図】
PMBOKガイドにおける「要求事項」の役割と、それがプロジェクトのスコープ定義にどのように貢献するかを問う。
■【正解の理由】
PMBOKガイドでは、要求事項の収集と分析は、プロジェクトのスコープを定義し、プロジェクトが提供すべき成果物や機能を具体的に特定するための基盤となる。
■【初心者が迷う理由】
提供された知識集のPMBOK関連記述が「除外事項」に限定されているため、要求事項の直接的な記述が見当たらず、判断に迷う可能性がある。
■【本番での判断フロー】
1. 「要求事項」はプロジェクトの「何を」作るかを決定する根幹であると理解する。
2. スコープ定義は「何を」作るかを明確にするプロセスであり、要求事項がその主要なインプットであることを想起する。
問38
PMBOKガイドにおける「制約事項」の説明として、最も適切なものはどれか。
- プロジェクトの目標達成を阻害する可能性のある不確実な事象。
- プロジェクトの計画や実行において、利用可能な選択肢を制限する要因。
- プロジェクトの成果物やサービスが満たすべき条件や能力。(正解)
- プロジェクトの計画立案時に真実とみなされるが、証明されていない要素。
解説
■【設問の意図】
PMBOKガイドにおけるプロジェクトの制約事項の概念を理解しているかを確認する。
■【正解の理由】
制約事項は、プロジェクトの計画や実行において、利用可能な選択肢を制限する要因を指します。これには、予算、スケジュール、資源、スコープなどが含まれます。
■【初心者が迷う理由】
リスク、要求事項、仮定事項など、プロジェクト計画における他の重要な要素と混同しやすい。
■【本番での判断フロー】
1. 「制約事項」がプロジェクトの選択肢を制限する要因であると認識する。
2. 各選択肢が指すPMBOKの概念(リスク、要求事項、仮定事項)を区別する。
問39
PMBOKガイドにおいて、プロジェクトの計画策定時に真実であると見なされ、計画の基礎となる要素は何と定義されるか。
- 制約事項
- 仮定事項
- 除外事項(正解)
- 要求事項
解説
■【設問の意図】
PMBOKガイドにおける仮定事項の定義と、プロジェクト計画におけるその役割を理解しているかを確認する。
■【正解の理由】
仮定事項は、計画策定時に真実と見なされ、計画の基礎となる要素です。これらはプロジェクトの計画に影響を与える不確実な要素を管理するために重要です。
■【初心者が迷う理由】
制約事項や除外事項と混同しやすく、それぞれの定義の違いを正確に把握していない場合があるためです。
■【本番での判断フロー】
1. 「計画策定時に真実であると見なされ、計画の基礎となる要素」という記述に注目する。
2. PMBOKの知識に基づき、この定義に合致するのは「仮定事項」であると判断する。
問40
PMBOKガイドにおいて、プロジェクト・スコープ記述書に記述されることで、スコープの基準を明確にする要素はどれか。
- プロジェクトの除外事項
- プロジェクトの目標達成度(正解)
- プロジェクトの品質基準
- プロジェクトのリスク評価
解説
■【設問の意図】
PMBOKガイドにおけるプロジェクト・スコープ記述書の重要な構成要素と、それがスコープの明確化にどう貢献するかを問う。
■【正解の理由】
PMBOKガイド第7版では、プロジェクト・スコープ記述書にプロジェクトの除外事項を記述することで、スコープの境界を明確にし、何がプロジェクトに含まれないかを定義する。これにより、スコープの基準が明確になる。
■【初心者が迷う理由】
スコープ記述書には多くの情報が含まれるため、除外事項がスコープ基準を明確にするという点を見落としがちである。
■【本番での判断フロー】
1. PMBOKスコープ記述書の内容を思い出す。
2. 特に「除外事項」がスコープの境界を明確にする役割を理解する。