乙種 ガス主任技術者 第5回

問81

液化ガス用貯槽の防液堤内側に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)の防液堤の外面から防災作業のために必要な距離の内側には、液化ガスの漏えい又は火災等の拡大を防止する上で支障のない設備以外の設備を設置してはならない。
  2. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを含む)の防液堤の外面から防災作業のために必要な距離の内側には、液化ガスの漏えい又は火災等の拡大を防止する上で支障のない設備であっても、一切の設備を設置してはならない。(正解)
  3. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)の防液堤の外面から防災作業のために必要な距離の内側には、防災作業に直接関係する設備であれば、液化ガスの漏えい又は火災等の拡大を防止する上で支障があっても設置できる。
  4. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)の防液堤の外面から防災作業のために必要な距離の内側には、液化ガスの漏えい又は火災等の拡大を防止する上で支障のない設備であれば、その種類を問わず自由に設置できる。

解説

■【設問の意図】 乙種ガス主任技術者として、液化ガス貯槽の防液堤内側における設備設置に関する技術基準の理解度を問う。特に、不活性ガス用貯槽の除外規定、防災作業に必要な距離、および設置可能な設備の条件(漏えい・火災拡大防止に支障がないこと)を正確に把握しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づく技術基準の規定を正確に記述している。液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)の防液堤の外面から防災作業のために必要な距離の内側には、液化ガスの漏えい又は火災等の拡大を防止する上で支障のない設備以外の設備を設置してはならない、とされている。これは、漏えい・火災拡大防止に支障のない設備のみが設置を許容されることを意味する。 ■【初心者がここで迷う理由】 「支障のない設備以外の設備を設置してはならない」という二重否定の表現が分かりにくく、設置可能な設備の範囲を誤解しやすい。不活性ガス用貯槽が除外される点や、防災作業に必要な距離という条件を見落としやすい。また、「支障のない設備であれば何でも設置できる」と誤解したり、「一切の設備を設置できない」と極端に解釈したりする可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 設問が液化ガス用貯槽の防液堤内側に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 選択肢を一つずつ確認し、以下のポイントに注目する。 * 「不活性の液化ガス用のものを除く」という除外規定が正しく適用されているか。 * 「防災作業のために必要な距離の内側」という場所の指定が正しいか。 * 「液化ガスの漏えい又は火災等の拡大を防止する上で支障のない設備以外の設備を設置してはならない」という、設置可能な設備の条件(支障がないこと)と禁止の表現が正確か。 3. 選択肢1が、上記のすべての条件を正確に満たしていることを確認し、正解とする。 4. 他の選択肢は、不活性ガス用貯槽の扱い、設置可能な設備の範囲、または「支障があっても設置できる」といった誤った条件を含んでいるため、不正解と判断する。

問82

製造設備(ガスホルダー、液化ガス用貯槽及び特定ガス発生設備を除く)に設けなければならない装置に関する記述として、最も適切なものは次のうちどれか。

  1. 使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合にガス又は液化ガスの流出及び流入を速やかに遮断することができる適切な装置を適切な箇所に設けなければならない。
  2. 使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合にガス又は液化ガスの流出及び流入を緩やかに遮断することができる適切な装置を適切な箇所に設けなければならない。(正解)
  3. 使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合にガス又は液化ガスの流出のみを遮断することができる適切な装置を適切な箇所に設けなければならない。
  4. 製造設備には、使用中に生じた異常による災害の発生を防止するための装置を設ける必要はない。

解説

■【設問の意図】 製造設備における異常発生時のガス遮断装置の設置義務と、その機能に関する正確な知識を問う。 ■【正解の理由】 法令の技術基準において、「製造設備(ガスホルダー、液化ガス用貯槽及び特定ガス発生設備を除く)には、使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合にガス又は液化ガスの流出及び流入を速やかに遮断することができる適切な装置を適切な箇所に設けなければならない。」と規定されているため、選択肢1が正しい。 ■【初心者がここで迷う理由】 「速やかに」と「緩やかに」の違いや、「流出及び流入」と「流出のみ」などの細かな表現の違いを見落としやすい。また、ガスホルダーや液化ガス用貯槽、特定ガス発生設備が除外されている点も注意が必要。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「製造設備(ガスホルダー、液化ガス用貯槽及び特定ガス発生設備を除く)」に関する記述であることを確認する。 2. 各選択肢を読み、特に「速やかに/緩やかに」「流出及び流入/流出のみ/流入のみ」といったキーワードに注目する。 3. 法令の規定「ガス又は液化ガスの流出及び流入を速やかに遮断することができる適切な装置」と合致する選択肢を選ぶ。 4. 選択肢1が法令の記述と完全に一致するため、これを正解とする。

問83

ガス発生設備に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. ガス発生設備(移動式ガス発生設備を除く)及び附帯設備であって製造設備に属するものには、ガス又は液化ガスを通ずる設備の損傷を防止するため使用の状態を計測又は確認できる適切な装置を設けなければならない。
  2. ガス発生設備(移動式ガス発生設備を除く)及び附帯設備であって製造設備に属するものには、ガス又は液化ガスを通ずる設備の損傷を防止するため使用の状態を計測又は確認できる適切な装置を設ける必要はない。(正解)
  3. 移動式ガス発生設備には、ガス又は液化ガスを通ずる設備の損傷を防止するため使用の状態を計測又は確認できる適切な装置を設けなければならない。
  4. ガス発生設備(移動式ガス発生設備を除く)であって製造設備に属するものには、ガス又は液化ガスを通ずる設備の損傷を防止するため使用の状態を計測又は確認できる適切な装置を設けなければならないが、附帯設備には不要である。

解説

■【設問の意図】 ガス事業法に基づくガス工作物の技術基準のうち、ガス発生設備における計測・確認装置の設置義務に関する理解度を問うものです。特に、対象となる設備の範囲と設置目的を正確に把握しているかを確認します。 ■【正解の理由】 ガス事業法に基づく技術基準では、「ガス発生設備(移動式ガス発生設備を除く)及び附帯設備であって製造設備に属するものには、ガス又は液化ガスを通ずる設備の損傷を防止するため使用の状態を計測又は確認できる適切な装置を設けなければならない。」と規定されています。選択肢1はこの規定を正確に述べており、正解です。 ■【初心者がここで迷う理由】 1. 「移動式ガス発生設備を除く」という除外条件を見落とし、移動式ガス発生設備にも設置義務があると誤解する可能性があります。 2. 「附帯設備であって製造設備に属するもの」という表現の範囲を正確に理解できず、附帯設備全般に適用される、あるいは全く適用されないと誤解する可能性があります。 3. 計測・確認装置の設置目的が「設備の損傷防止」であることを認識せず、単なる運転管理のための装置と混同する可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文がガス発生設備に関する技術基準、特に計測・確認装置の設置義務について問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、法令の原文と照らし合わせる。 3. 選択肢1は「ガス発生設備(移動式ガス発生設備を除く)」「附帯設備であって製造設備に属するもの」「損傷防止のため使用の状態を計測又は確認できる適切な装置を設けなければならない」という全ての条件が法令の規定と一致していることを確認する。 4. 選択肢2は「設ける必要はない」と否定しているため不適切。 5. 選択肢3は「移動式ガス発生設備には」と、除外対象である移動式ガス発生設備を含めているため不適切。 6. 選択肢4は「附帯設備には不要である」と、附帯設備の一部を除外しているため不適切。 7. 以上の比較から、選択肢1が最も適切であると判断する。

問84

製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置する遮断装置に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 誤操作を防止し、かつ、確実に操作することができる措置を講じなければならない。
  2. 誤操作を防止するための措置は不要であるが、確実に操作できる措置は講じなければならない。(正解)
  3. 確実に操作できる措置は不要であるが、誤操作を防止するための措置は講じなければならない。
  4. 誤操作を防止するための措置も、確実に操作できる措置も不要である。

解説

■【設問の意図】 製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置される遮断装置に関する技術基準の理解度を問う問題です。特に、遮断装置の機能性において「誤操作防止」と「確実な操作」の両面からの措置の必要性を確認することが意図されています。 ■【正解の理由】 ガス事業法に基づく技術基準において、「製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置する遮断装置には、誤操作を防止し、かつ、確実に操作することができる措置を講じなければならない。」と明確に規定されています。これは、緊急時に遮断装置が適切に機能し、かつ不必要な事故を防ぐために、誤操作の防止と確実な操作性の両方が不可欠であるという保安上の要求事項です。したがって、選択肢1がこの規定に完全に合致しています。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、「誤操作防止」と「確実な操作」のどちらか一方のみが重要であると誤解したり、両方が必要であることを見落としたりする可能性があります。また、具体的な措置の内容まで深掘りしすぎて、基本的な要件を見失うこともあります。技術基準の文言を正確に記憶していない場合、類推で判断しようとして誤った選択肢を選んでしまうことがあります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「遮断装置」に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 選択肢を一つずつ確認し、技術基準の原文「誤操作を防止し、かつ、確実に操作することができる措置を講じなければならない」と照合する。 3. 「誤操作防止」と「確実な操作」の両方が「講じなければならない」とされている選択肢(選択肢1)が正解であると判断する。 4. 他の選択肢は、いずれか一方を否定したり、両方を否定したりしているため、不適切であると判断し、消去法で選択肢1を確定する。

問85

液化ガス用貯槽に設置される安全弁に関する記述として、最も適切なものは次のうちどれか。

  1. 液化ガス用貯槽であって過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃がすために適切な安全弁を設けなければならない。
  2. 安全弁は、その作動時に吹き出されるガスによる障害が生じることを許容する構造でなければならない。(正解)
  3. 液化ガス用貯槽には、過圧が生ずるおそれがあっても安全弁の設置は義務付けられていない。
  4. 安全弁は、不活性の液化ガス用貯槽にのみ設置が義務付けられている。
  5. 安全弁から吹き出されるガスは、常に大気中に直接放出されるように施設しなければならない。

解説

■【設問の意図】 液化ガス用貯槽における安全弁の設置義務と、その施設方法に関する保安上の重要事項を理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、法令の技術基準に「液化ガス用貯槽であって過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃がすために適切な安全弁を設けなければならない。この場合において、当該安全弁は、その作動時に安全弁から吹き出されるガスによる障害が生じないように施設しなければならない。」と明記されており、この記述に合致するため、最も適切である。 ■【初心者がここで迷う理由】 安全弁の設置義務は理解していても、吹き出されるガスによる障害防止措置の重要性を見落とす可能性がある。「適切な安全弁」という表現が抽象的に感じられ、他の選択肢の具体的な記述に惑わされるかもしれない。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が液化ガス用貯槽の安全弁に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、法令の記述と照合する。 3. 選択肢1は、過圧時の安全弁設置義務と、吹き出しガスによる障害防止措置の両方を正確に記述しているため、正解の可能性が高いと判断する。 4. 選択肢2は「障害が生じることを許容する」とあり、保安の観点から明らかに不適切。 5. 選択肢3は「設置は義務付けられていない」とあり、過圧の危険性を考慮すると不適切。 6. 選択肢4は「不活性の液化ガス用貯槽にのみ」と限定しており、一般的な液化ガス用貯槽の過圧対策としては不適切。 7. 選択肢5は「常に大気中に直接放出」とあり、ガス種や放出量によっては危険を伴うため、一概に適切とは言えない。 8. 以上の検討から、選択肢1が最も適切であると結論付ける。

問86

液化ガス用貯槽の技術基準に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 液化ガス用貯槽(埋設された液化ガス用貯槽にあっては、その埋設された部分を除く)は、当該設備が受けるおそれのある熱に対し十分に耐えるものとし、又は適切な圧力上昇防止装置を設置しなければならない。
  2. 不活性の液化ガス用貯槽は、可燃性の液化ガス用貯槽の周辺にある場合でも、熱に対する耐性や圧力上昇防止装置の設置は不要である。(正解)
  3. 液化ガス用貯槽は、埋設された部分を含め、当該設備が受けるおそれのある熱に対し十分に耐える構造でなければならない。
  4. 液化ガス用貯槽には、熱に対する耐性がある場合でも、必ず圧力上昇防止装置を設置しなければならない。

解説

■【設問の意図】 液化ガス用貯槽の耐熱性に関する技術基準の理解度を問う。特に、埋設部分の扱い、不活性ガス貯槽の例外規定、および耐熱性と圧力上昇防止装置の関係について正確な知識があるかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、液化ガス用貯槽(埋設された部分を除く)が受ける熱に対し十分に耐えるか、または適切な圧力上昇防止装置を設置する必要があるという技術基準を正確に述べています。これは、提供された知識集の記述と完全に一致します。また、不活性の液化ガス用貯槽であっても、可燃性の液化ガス用貯槽の周辺にある場合は、この限りではない(つまり、耐熱性または圧力上昇防止装置が必要となる)という例外規定も含まれています。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・「埋設された部分を除く」という条件を見落とし、埋設部分も耐熱性が必要だと誤解する可能性があります。 ・「又は」と「かつ」の区別が曖昧で、耐熱性と圧力上昇防止装置のどちらか一方で良いのか、両方が必要なのかを混同する可能性があります。 ・不活性ガス貯槽の例外規定「この限りではない」の意味を誤解し、不活性ガス貯槽は常に耐熱性や圧力上昇防止装置が不要だと考えてしまう可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が液化ガス用貯槽の耐熱性に関する技術基準を問うていることを確認します。 2. 各選択肢を、知識集の該当記述と照らし合わせます。 3. 選択肢1:「液化ガス用貯槽(埋設された液化ガス用貯槽にあっては、その埋設された部分を除く)は、当該設備が受けるおそれのある熱に対し十分に耐えるものとし、又は適切な圧力上昇防止装置を設置しなければならない。」これは知識集の記述と完全に一致します。特に「埋設された部分を除く」と「又は」の条件が正しいです。 4. 選択肢2:「不活性の液化ガス用貯槽は、可燃性の液化ガス用貯槽の周辺にある場合でも、熱に対する耐性や圧力上昇防止装置の設置は不要である。」知識集の「この限りではない」という記述と矛盾するため、不適切です。 5. 選択肢3:「液化ガス用貯槽は、埋設された部分を含め、当該設備が受けるおそれのある熱に対し十分に耐える構造でなければならない。」知識集の「埋設された部分を除く」と矛盾するため、不適切です。 6. 選択肢4:「液化ガス用貯槽には、熱に対する耐性がある場合でも、必ず圧力上昇防止装置を設置しなければならない。」知識集の「又は」という記述と矛盾するため、不適切です。 7. 以上の比較から、選択肢1が最も適切であると判断します。

問87

ガス工作物の技術基準に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  1. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)の露出された部分には、設置された状況により腐食を生ずるおそれがある場合には、当該設備の腐食を防止するための適切な措置を講じなければならない。
  2. 不活性の液化ガス用の貯槽であっても、露出された部分には腐食を生ずるおそれがある場合には、腐食防止措置を講じなければならない。(正解)
  3. 液化ガス用貯槽の露出された部分の腐食防止措置は、設置された状況に関わらず、一律に講じなければならない。
  4. 液化ガス用貯槽の露出された部分に腐食を生ずるおそれがある場合でも、貯蔵能力が3t未満であれば腐食防止措置は不要である。

解説

■【設問の意図】 液化ガス用貯槽の腐食防止に関する技術基準の理解度を問う。特に、適用範囲(不活性ガス用貯槽の除外)と条件(腐食のおそれがある場合)を正確に把握しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づくガス工作物の技術基準(液化ガス用貯槽の腐食防止)に関する規定を正確に記述している。液化ガス用貯槽のうち、不活性の液化ガス用のものを除き、露出された部分に腐食のおそれがある場合に適切な腐食防止措置を講じる必要がある。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・「不活性の液化ガス用のものを除く」という除外規定を見落とし、すべての液化ガス貯槽に一律に適用されると誤解する可能性がある。 ・「設置された状況により腐食を生ずるおそれがある場合には」という条件を見落とし、設置状況に関わらず常に腐食防止措置が必要だと誤解する可能性がある。 ・他の技術基準(例:貯槽間の距離に関する規定の除外条件)と混同し、腐食防止措置にも同様の除外条件(例:貯蔵能力3t未満)があると誤解する可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が液化ガス用貯槽の「腐食防止」に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、特に以下のキーワードに注目する。 - 「不活性の液化ガス用のものを除く」:この除外規定が正しく適用されているか。 - 「露出された部分」:対象が露出部分であるか。 - 「設置された状況により腐食を生ずるおそれがある場合には」:この条件が正しく反映されているか。 - 「適切な措置を講じなければならない」:義務規定であるか。 3. 選択肢1が、上記のキーワードをすべて正確に含み、技術基準の原文通りの記述であることを確認し、正解と判断する。 4. 他の選択肢は、上記のキーワードのいずれかを誤って解釈しているか、他の規定と混同しているため、不適切と判断する。

問88

次の記述のうち、ガス事業法に基づく技術基準として適切なものはどれか。

  1. 最高使用圧力が低圧のガス発生設備(特定ガス発生設備並びに移動式ガス発生設備及び液化ガスを通ずるものを除く)であって過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃がすために適切な圧力上昇防止装置を設けなければならない。
  2. 最高使用圧力が低圧のガス発生設備であっても、過圧が生ずるおそれがある場合には、圧力上昇防止装置を設ける必要はない。(正解)
  3. 最高使用圧力が低圧のガス発生設備において、過圧が生ずるおそれがある場合、圧力上昇防止装置は手動で操作できるものであれば十分である。
  4. 最高使用圧力が低圧のガス発生設備であって過圧が生ずるおそれのあるものには、液化ガスを通ずるものに限り、圧力上昇防止装置を設けなければならない。

解説

■【設問の意図】 この設問は、ガス事業法に基づく技術基準のうち、最高使用圧力が低圧のガス発生設備における過圧防止措置に関する知識を問うものです。特に、適用範囲の例外規定や「適切な」装置の要件を理解しているかを確認します。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づく技術基準の規定を正確に述べています。最高使用圧力が低圧のガス発生設備であっても、特定ガス発生設備、移動式ガス発生設備、および液化ガスを通ずるものを除き、過圧のおそれがある場合には、適切な圧力上昇防止装置の設置が義務付けられています。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、以下の点で迷う可能性があります。 1. 「低圧」という言葉から、高圧ガス設備ほど厳格な保安措置が不要だと誤解する。 2. 括弧書きの例外規定(特定ガス発生設備、移動式ガス発生設備、液化ガスを通ずるもの)の解釈を誤る。特に「液化ガスを通ずるものを除く」という部分を、「液化ガスを通ずるものに限り必要」と逆解釈してしまうことがある。 3. 「適切な」という表現の具体的な意味合いを理解しきれず、手動操作で十分と判断してしまう。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「低圧のガス発生設備」に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、特に「過圧が生ずるおそれのあるもの」に対する措置に注目する。 3. 選択肢1の「適切な圧力上昇防止装置を設けなければならない」という記述が、保安の基本原則に合致しているかを確認する。また、括弧書きの例外規定が正しく適用されているかを確認する。 4. 選択肢2のように「必要ない」と断定する記述は、保安上不適切である可能性が高いと判断する。 5. 選択肢3のように「手動で十分」とする記述は、「適切な」という要件を満たさない場合があるため、慎重に検討する。通常、過圧防止装置は自動で機能することが求められる。 6. 選択肢4のように、適用範囲を誤って限定する記述(例:「液化ガスを通ずるものに限り」)は、元の条文の意図と異なるため、誤りであると判断する。 7. 以上の検討から、最も正確で保安上適切な記述である選択肢1を正解と判断する。

問89

ガス事業法に基づく技術基準に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. ガスの通ずる部分に直接液体又は気体を送入する装置を有する製造設備(移動式ガス発生設備を含む)は、送入部分を通じてガスが逆流することによる設備の損傷又はガスの大気への放出を防止するため逆流が生じない構造のものでなければならない。
  2. ガスの通ずる部分に直接液体を送入する装置を有する製造設備は、送入部分を通じてガスが逆流することによる設備の損傷を防止するため、逆流が生じない構造のものでなければならない。(正解)
  3. ガスの通ずる部分に直接液体又は気体を送入する装置を有する製造設備(移動式ガス発生設備を除く)は、送入部分を通じてガスが逆流することによる設備の損傷又はガスの大気への放出を防止するため逆流が生じない構造のものでなければならない。
  4. ガスの通ずる部分に直接液体又は気体を送入する装置を有する製造設備は、送入部分を通じてガスが逆流することによる設備の損傷又はガスの大気への放出を防止するため、逆流を検知し警報を発する装置を設ければよい。

解説

■【設問の意図】 製造設備におけるガス逆流防止に関する技術基準の正確な理解度を問う問題です。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づく技術基準の規定通りです。ガスの通ずる部分に液体または気体を送入する装置を持つ製造設備(移動式ガス発生設備を含む)は、逆流による設備損傷やガス大気放出を防ぐために、逆流が生じない構造である必要があります。 ■【初心者がここで迷う理由】 逆流防止の対象となる送入物質の種類(液体のみか、気体も含むか)、対象設備(移動式ガス発生設備を含むか否か)、防止の目的(設備損傷のみか、大気放出も含むか)、および具体的な対策(構造的防止か、検知・警報で十分か)について、一部の知識が曖昧な場合に迷いが生じます。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「正しいもの」を求めていることを確認します。 2. 選択肢1を読み、送入物質が「液体又は気体」、対象設備が「移動式ガス発生設備を含む」、防止目的が「設備の損傷又はガスの大気への放出」、対策が「逆流が生じない構造」と、全ての要素が技術基準の規定通りであることを確認します。 3. 選択肢2は、送入物質を「液体」のみに限定している点で誤りです。 4. 選択肢3は、対象設備から「移動式ガス発生設備を除く」としている点で誤りです。 5. 選択肢4は、対策が「逆流を検知し警報を発する装置を設ければよい」としている点で誤りです。技術基準では「逆流が生じない構造」が求められています。 6. 以上の検討から、選択肢1が正しい記述であると判断します。

問90

ガス工作物の技術基準に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  1. 液化ガス(不活性のものを除く)を気化する装置は、温水で加熱する構造のものであってもよい。
  2. 液化ガス(不活性のものを除く)を気化する装置は、必ず直接火炎で加熱する構造でなければならない。(正解)
  3. 液化ガスを気化する装置は、不活性の液化ガスのみを対象とし、可燃性の液化ガスには使用できない。
  4. 液化ガスを気化する装置は、液化ガスが液体のまま流出することを防止する液封防止装置を設けてはならない。

解説

■【設問の意図】 液化ガス気化装置の加熱方式に関する技術基準の理解を問うものです。 ■【正解の理由】 選択肢1は、液化ガス(不活性のものを除く)を気化する装置が温水で加熱する構造であってもよいとする記述であり、ガス事業法に基づく技術基準に適合しています。温水加熱は、直接火炎加熱に比べて安全性が高く、広く採用されている加熱方式の一つです。 ■【初心者がここで迷う理由】 液化ガスの取り扱いには危険が伴うため、加熱方法に厳しい制限があると思い込み、温水加熱のような間接加熱方式が許容されないと誤解する可能性があります。また、他の選択肢が部分的に正しい情報を含んでいるように見えるため、混乱するかもしれません。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が液化ガス気化装置の技術基準について問うていることを確認します。 2. 各選択肢を読み、技術基準の知識と照合します。 3. 選択肢1は、温水加熱が許容されるという記述であり、これは正しい技術基準の知識と合致します。 4. 選択肢2は「必ず直接火炎で加熱」とあり、これは誤りです。温水加熱など他の安全な加熱方法も存在します。 5. 選択肢3は「不活性の液化ガスのみを対象」とあり、可燃性の液化ガスも気化装置の対象であるため誤りです。 6. 選択肢4は「液封防止装置を設けてはならない」とあり、液封防止装置は安全上必要な設備であるため誤りです。 7. 以上の検討から、選択肢1が最も適切であると判断します。

問91

移動式ガス発生設備に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 移動式ガス発生設備には、使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合に迅速かつ安全にガスの発生を停止し、又は迅速かつ安全にガスを処理することができる装置を設けなければならない。
  2. 移動式ガス発生設備には、使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合に迅速かつ安全にガスの発生を停止する装置のみを設けなければならない。(正解)
  3. 移動式ガス発生設備には、使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合に迅速かつ安全にガスを処理する装置のみを設けなければならない。
  4. 移動式ガス発生設備には、使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合にガスの発生を停止する装置を設ける必要はない。

解説

■【設問の意図】 移動式ガス発生設備の保安に関する技術基準の理解度を問う。特に、異常発生時のガスの発生停止または処理装置の設置義務について確認する。 ■【正解の理由】 法令の技術基準において、「移動式ガス発生設備には、使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合に迅速かつ安全にガスの発生を停止し、又は迅速かつ安全にガスを処理することができる装置を設けなければならない。」と規定されている。選択肢1はこの規定と完全に一致するため、適切である。 ■【初心者がここで迷う理由】 「停止」と「処理」のどちらか一方のみで良いのか、あるいは両方が必要なのか、という点で迷う可能性がある。また、「〜しなければならない」という義務規定の正確な内容を覚えていない場合、他の選択肢が魅力的に見えるかもしれない。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が移動式ガス発生設備の保安に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 選択肢1は「迅速かつ安全にガスの発生を停止し、又は迅速かつ安全にガスを処理することができる装置」と記述されており、これは「停止」と「処理」の両方の可能性を許容する表現である。 3. 選択肢2と3はそれぞれ「停止する装置のみ」または「処理する装置のみ」と限定しているため、法令の規定と異なる可能性がある。 4. 選択肢4は「設ける必要はない」と規定を否定しているため、不適切である。 5. 法令の正確な文言を思い出し、選択肢1が最も適切であることを確認する。

問92

移動式ガス発生設備の設置に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 移動式ガス発生設備は、ガス又は液化ガス(不活性のものを除く)が漏えいした場合の火災等の発生を防止するため、適切な場所に設置し、容易に腐食又は転倒しないように適切な措置が講じられていなければならない。
  2. 移動式ガス発生設備は、ガス又は液化ガス(不活性のものを除く)が漏えいした場合の火災等の発生を防止するため、設置場所は問わないが、容易に腐食又は転倒しないように適切な措置が講じられていなければならない。(正解)
  3. 移動式ガス発生設備は、ガス又は液化ガス(不活性のものを除く)が漏えいした場合の火災等の発生を防止するため、適切な場所に設置するが、腐食や転倒防止の措置は不要である。
  4. 移動式ガス発生設備は、不活性のガス又は液化ガスのみを通ずるものであれば、漏えい時の火災等の発生を考慮する必要はない。

解説

■【設問の意図】 移動式ガス発生設備の設置に関する技術基準の理解度を問う問題です。特に、漏えい時の火災防止、設置場所の適切性、腐食・転倒防止措置の必要性について正確に把握しているかを確認します。 ■【正解の理由】 選択肢1は、法令の記述「移動式ガス発生設備は、ガス又は液化ガス(不活性のものを除く)が漏えいした場合の火災等の発生を防止するため、適切な場所に設置し、容易に腐食又は転倒しないように適切な措置が講じられていなければならない。」と完全に一致しており、正しい記述です。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・「設置場所は問わない」といった誤った認識や、「腐食や転倒防止の措置は不要」といった安全対策の軽視が混乱を招く可能性があります。 ・不活性ガスの場合と可燃性ガスの場合の区別が曖昧だと、選択肢4のような記述に惑わされることがあります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が移動式ガス発生設備の「設置」に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 選択肢1を読み、漏えい時の火災防止、適切な場所への設置、腐食・転倒防止措置の全てが含まれているかを確認する。これは法令の記述と一致するため、正しいと判断する。 3. 選択肢2、3、4を読み、それぞれ「設置場所は問わない」「措置は不要」「不活性ガスのみの場合」といった誤った条件や省略がないかを確認し、これらが不適切であると判断する。 4. 最終的に、最も法令に忠実な記述である選択肢1を正解とする。

問93

移動式ガス発生設備に関する技術基準として、正しいものは次のうちどれか。

  1. 移動式ガス発生設備の容器又は容器の設置場所には、容器内の圧力が異常に低下しないよう適切な温度に維持できる適切な措置を講じなければならない。
  2. 移動式ガス発生設備は、ガス又は液化ガス(不活性のものを除く)が漏えいした場合の火災等の発生を防止するため、屋内に設置し、容易に腐食又は転倒しないように適切な措置が講じられていなければならない。(正解)
  3. 移動式ガス発生設備には、使用中に生じた異常による災害の発生を防止するため、その異常が発生した場合に迅速かつ安全にガスの発生を停止し、又は迅速かつ安全にガスを処理することができる装置を設置してはならない。
  4. 移動式ガス発生設備の容器又は容器の設置場所には、容器内の圧力が異常に上昇しないよう適切な温度に維持できる適切な措置を講じなければならない。

解説

■【設問の意図】 移動式ガス発生設備の容器内の圧力維持に関する技術基準の理解度を問うものです。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づく技術基準の「移動式ガス発生設備の容器又は容器の設置場所には、容器内の圧力が異常に低下しないよう適切な温度に維持できる適切な措置を講じなければならない。」という規定に合致しているため、正しいです。 ■【初心者がここで迷う理由】 移動式ガス発生設備に関する技術基準は複数あり、それぞれの内容を正確に覚えていないと、他の正しい記述(ただし設問の意図とは異なる)や、一部が誤っている記述との区別がつきにくいことがあります。特に「低下しないよう」と「上昇しないよう」のような細かな文言の違いを見落としやすいです。 ■【本番での判断フロー】 1. 設問が移動式ガス発生設備の技術基準について問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、特に「容器内の圧力」と「温度維持」に関する記述に注目する。 3. 選択肢1が「容器内の圧力が異常に低下しないよう適切な温度に維持できる適切な措置」と記述しており、これが技術基準の正確な内容であることを確認する。 4. 他の選択肢が、原文と異なる誤った記述を含んでいることを確認する。 * 選択肢2:「屋内に設置し」が誤り。原文は「適切な場所に設置し」。 * 選択肢3:「設置してはならない」が誤り。原文は「設けなければならない」。 * 選択肢4:「上昇しないよう」が誤り。原文は「低下しないよう」。 5. 以上の確認から、選択肢1が最も適切であると判断する。

問94

「技術基準(移動式ガス発生設備、特定ガス発生設備)」に関する記述として、正しいものは次のうちどれか。

  1. 容器に附属する気化装置内においてガスを発生させる特定ガス発生設備であって当該気化装置を電源によって操作するものは、自家発電機その他の操作用電源が停止した際にガスの供給を遮断するための装置を設けなければならない。
  2. 容器に附属する気化装置内においてガスを発生させる特定ガス発生設備であって当該気化装置を電源によって操作するものは、自家発電機その他の操作用電源が停止した際にガスの供給を継続するための装置を設けなければならない。(正解)
  3. 容器に附属する気化装置内においてガスを発生させる特定ガス発生設備であって当該気化装置を電源によって操作するものは、自家発電機その他の操作用電源が停止した際に、手動でガスの供給を遮断するための装置を設けなければならない。
  4. 容器に附属する気化装置内においてガスを発生させる特定ガス発生設備であって当該気化装置を電源によって操作するものは、自家発電機その他の操作用電源が停止した際に、警報を発する装置を設けなければならないが、遮断装置は不要である。

解説

■【設問の意図】 本設問は、特定ガス発生設備における電源停止時の保安措置に関する技術基準の理解度を問うものです。特に、電源操作式の気化装置を持つ設備において、非常時のガス供給遮断装置の設置義務について正確な知識があるかを確認します。 ■【正解の理由】 選択肢1が正しい記述です。ガス事業法に基づく技術基準では、「容器に附属する気化装置内においてガスを発生させる特定ガス発生設備であって当該気化装置を電源によって操作するものは、自家発電機その他の操作用電源が停止した際にガスの供給を遮断するための装置を設けなければならない」と規定されています。これは、電源停止時にガスの供給が継続されることによる危険を防止するための重要な保安措置です。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、電源停止時の対応として、単に警報装置の設置や手動での対応で十分だと誤解したり、ガスの供給を継続するための措置が必要だと考えたりすることがあります。また、特定ガス発生設備の具体的な種類や操作方法によって、必要な保安措置が異なる点を混同しやすいです。特に、電源停止時に「供給を遮断する」という安全側の考え方が徹底されていないと、誤った選択肢を選んでしまう可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. **問題文の確認:** 「特定ガス発生設備」と「電源によって操作する気化装置」というキーワードに注目し、電源停止時の保安措置が問われていることを把握する。 2. **選択肢の吟味:** * 選択肢1: 「電源停止時にガスの供給を遮断するための装置を設けなければならない」とあり、これは一般的な保安の原則に合致する。 * 選択肢2: 「ガスの供給を継続するための装置」は、電源停止という異常事態において供給を継続することは危険であり、保安の原則に反する。 * 選択肢3: 「手動でガスの供給を遮断するための装置」は、自動遮断が求められる状況で手動のみでは不十分である可能性が高い。緊急時には迅速な対応が求められるため、自動遮断が原則。 * 選択肢4: 「警報を発する装置を設けなければならないが、遮断装置は不要」は、警報だけでは危険を完全に排除できないため、保安の原則に反する。 3. **法令知識との照合:** ガス事業法に基づく技術基準の知識を思い出し、電源操作式の特定ガス発生設備における電源停止時の自動遮断装置の設置義務を確認する。 4. **最終判断:** 選択肢1が最も適切であり、法令の規定に合致するため、これを正解とする。

問95

特定ガス発生設備に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 特定ガス発生設備(容器に附属する気化装置内においてガスを発生させるものを除く)の集合装置の部分には、一の系統の容器から発生するガスの圧力が異常に上昇した場合、自動的にガスを遮断する装置を設けなければならない。
  2. 特定ガス発生設備(容器に附属する気化装置内においてガスを発生させるものを除く)の集合装置の部分には、一の系統の容器から発生するガスの圧力が異常に上昇した場合でも、手動でガスを遮断する装置があればよい。(正解)
  3. 特定ガス発生設備(容器に附属する気化装置内においてガスを発生させるものを除く)の集合装置の部分には、ガスの圧力が異常に上昇した場合に警報を発する装置があればよく、遮断装置は必須ではない。
  4. 特定ガス発生設備(容器に附属する気化装置内においてガスを発生させるものを除く)の集合装置の部分に遮断装置を設ける必要はない。

解説

■【設問の意図】 特定ガス発生設備の集合装置における保安設備に関する技術基準の知識を問う問題です。 ■【正解の理由】 ガス事業法に基づく技術基準において、特定ガス発生設備(容器に附属する気化装置内においてガスを発生させるものを除く)の集合装置の部分には、一の系統の容器から発生するガスの圧力が異常に上昇した場合、自動的にガスを遮断する装置を設けることが義務付けられています。したがって、選択肢1が適切です。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、「自動的に」という部分を見落とし、手動での遮断や警報装置で十分と誤解する可能性があります。また、特定ガス発生設備の例外規定(容器に附属する気化装置内においてガスを発生させるものを除く)の解釈に迷うことも考えられます。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が特定ガス発生設備の集合装置に関する技術基準を問うていることを確認します。 2. 異常な圧力上昇に対する措置として、「自動的にガスを遮断する装置」が法令で求められていることを思い出します。 3. 選択肢を一つずつ確認し、この要件を満たしているもの(選択肢1)を選びます。 4. 手動遮断や警報のみでは不十分であること、遮断装置が不要であるという選択肢は誤りであることを確認します。

問96

導管の設置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. 水のたまるおそれのある導管には、適切な勾配を設けなければならない。
  2. 水のたまるおそれのある導管には、勾配を設ける必要はないが、定期的な排水設備を設置しなければならない。(正解)
  3. 水のたまるおそれのある導管には、勾配を設ける代わりに、耐水性の高い材料を使用しなければならない。
  4. 水のたまるおそれのある導管には、勾配を設けることは推奨されるが、法令上の義務ではない。

解説

■【設問の意図】 導管の設置に関する技術基準、特に水の滞留防止のための勾配設置義務について理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 ガス事業法に基づく技術基準では、水のたまるおそれのある導管には、水の滞留を防ぎ、ガスの安定供給と保安を確保するために「適切な勾配を設けなければならない」と規定されている。これは、導管内に水が滞留すると、ガスの流れが阻害されたり、腐食の原因となったり、凍結による損傷を引き起こす可能性があるためである。 ■【初心者がここで迷う理由】 導管の設置には様々な技術基準があるため、具体的な内容を混同しやすい。勾配の設置が「推奨」レベルなのか「義務」レベルなのかの区別がつきにくい。また、排水設備や耐水性材料の使用といった、他の保安対策と混同する可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 設問が「導管の設置に関する適切な記述」を求めていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、ガス事業法に基づく技術基準の知識と照合する。 3. 選択肢1は「水のたまるおそれのある導管には、適切な勾配を設けなければならない」とあり、これは技術基準の条文と合致する。 4. 選択肢2、3、4は、勾配の必要性を否定したり、代替措置を提示したり、義務ではないと述べており、技術基準の規定とは異なるため不適切と判断する。 5. したがって、選択肢1が正解であると結論付ける。

問97

道路に埋設される本支管に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. 道路に埋設される本支管(最高使用圧力が10kPa以上のポリエチレン管に限る)には、掘削等による損傷を防止するための適切な措置を講じなければならない。
  2. 道路に埋設される本支管(最高使用圧力が10kPa未満のポリエチレン管に限る)には、掘削等による損傷を防止するための適切な措置を講じなければならない。(正解)
  3. 道路に埋設される本支管(最高使用圧力が10kPa以上の鋼管に限る)には、掘削等による損傷を防止するための適切な措置を講じなければならない。
  4. 道路に埋設される本支管(最高使用圧力が10kPa以上のポリエチレン管に限る)であっても、特別な損傷防止措置は不要である。

解説

■【設問の意図】 道路に埋設される本支管の損傷防止措置に関する技術基準の理解を問うものです。 ■【正解の理由】 ガス事業法に基づく技術基準では、「道路に埋設される本支管(最高使用圧力が10kPa以上のポリエチレン管に限る)には、掘削等による損傷を防止するための適切な措置を講じなければならない。」と規定されています。したがって、選択肢1がこの規定に合致しており、適切です。 ■【初心者がここで迷う理由】 この問題では、対象となる本支管の「最高使用圧力(10kPa以上)」、「材料(ポリエチレン管)」、および「損傷の種類(掘削等)」という複数の限定条件を正確に記憶しているかが問われます。これらの条件のいずれかを見落としたり、混同したりすると、誤った選択肢を選んでしまう可能性があります。特に、鋼管も本支管として使用されるため、材料の限定を見落としやすいです。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「道路に埋設される本支管」に関する技術基準を問うていることを確認します。 2. 各選択肢を読み、技術基準の要件(最高使用圧力、材料、損傷の種類、措置の必要性)と照合します。 3. 選択肢1は「最高使用圧力が10kPa以上のポリエチレン管」に「掘削等による損傷を防止するための適切な措置」を講じるとしており、これは技術基準の規定と完全に一致します。 4. 選択肢2は「最高使用圧力が10kPa未満」と規定が異なるため不適切です。 5. 選択肢3は「鋼管」と材料が規定と異なるため不適切です(技術基準ではポリエチレン管に限定されています)。 6. 選択肢4は「特別な損傷防止措置は不要」としており、これは技術基準の義務に反するため不適切です。 7. 以上の比較から、選択肢1が唯一の適切な記述であると判断します。

問98

ガスの使用場所である地下室等にガスを供給する導管に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. その地下室等から十分離れた適切な場所に、危急の場合に当該地下室等へのガスの供給を地上から速やかに遮断することができる適切な装置を設けなければならない。
  2. その地下室等に隣接する場所に、危急の場合に当該地下室等へのガスの供給を地下から速やかに遮断することができる適切な装置を設けなければならない。(正解)
  3. その地下室等にガスを供給する導管には、遮断装置を設ける必要はない。
  4. その地下室等から十分離れた適切な場所に、ガスの供給を遮断する装置を設けるが、地上からの操作は必須ではない。

解説

■【設問の意図】 ガス事業法におけるガス工作物の技術基準のうち、地下室等へのガス供給導管に求められる保安措置に関する知識を問うものです。特に、緊急時のガス遮断装置の設置場所と操作性について理解しているかを確認します。 ■【正解の理由】 選択肢1は、法令の記述「ガスの使用場所である地下室等にガスを供給する導管には、その地下室等から十分離れた適切な場所に、危急の場合に当該地下室等へのガスの供給を地上から速やかに遮断することができる適切な装置を設けなければならない。」と完全に一致しており、正しい記述です。 ■【初心者がここで迷う理由】 「十分離れた適切な場所」という表現の具体的なイメージがつきにくかったり、「地上から速やかに遮断」という操作性の重要性を見落としがちです。また、地下室という特殊な環境のため、遮断装置の設置自体が不要と誤解したり、地下での操作を想定したりする可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が地下室等へのガス供給導管に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 地下室という閉鎖空間でのガス漏えい等のリスクを考慮し、緊急時のガス遮断が極めて重要であることを認識する。 3. 遮断装置の設置場所は、災害発生時に安全に操作できる「十分離れた適切な場所」であるべきと判断する。 4. 操作性については、緊急時に迅速に対応できるよう「地上から速やかに遮断」できることが必須であると判断する。 5. これらの条件をすべて満たす選択肢1が正解であると結論づける。他の選択肢は、設置場所、操作性、または設置の要否において不適切であると判断する。

問99

ガスメーターの機能に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. ガスメーターは、ガスが流入している状態において、異常なガス圧力の低下を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能を有するものでなければならない。
  2. ガスメーターは、ガスが流入している状態において、異常なガス圧力の上昇を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能を有するものでなければならない。(正解)
  3. ガスメーターは、ガスが流入している状態において、異常なガス流量の増加を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能を有するものでなければならない。
  4. ガスメーターは、ガスが流入している状態において、異常なガス温度の上昇を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能を有するものでなければならない。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス事業法に基づく技術基準におけるガスメーターの保安機能に関する知識を問うものです。特に、異常なガス圧力の低下に対する遮断機能の理解が重要となります。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づく技術基準(液化石油ガス設備士等に関する省令第55条第1項第1号)に規定されているガスメーターの機能に関する記述そのものです。ガスの供給中に異常な圧力低下が発生した場合、速やかにガス供給を遮断することで、ガス機器の不完全燃焼や立ち消えによる事故を防止する役割があります。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、ガスメーターが検知・遮断する異常事態の種類(圧力低下、圧力上昇、流量異常、地震動など)を混同しやすいです。特に、圧力低下と圧力上昇、流量増加と流量減少など、似たような状況での機能の違いを正確に把握していないと誤った選択をしてしまう可能性があります。また、ガスメーターの機能は多岐にわたるため、個々の機能とそれが対応する異常事態を正確に結びつけることが難しい場合があります。 ■【本番での判断フロー】 1. **問題文の確認:** ガスメーターの「機能」に関する適切な記述を問われていることを確認する。 2. **各選択肢の検討:** * **選択肢1:** 「異常なガス圧力の低下を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能」とある。これは、ガス事業法で定められているガスメーターの主要な保安機能の一つであり、正しい記述である可能性が高い。 * **選択肢2:** 「異常なガス圧力の上昇を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能」とある。ガスメーターには圧力上昇を検知する機能もありますが、一般的には過大なガス流量や地震動と並んで圧力低下が重要視されます。この記述自体は間違いではないが、問題文の文脈や他の選択肢との比較でより適切なものを選ぶ必要がある。 * **選択肢3:** 「異常なガス流量の増加を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能」とある。これもガスメーターの重要な機能(過流出安全機構など)ですが、問題文の「圧力低下」とは異なる事象である。 * **選択肢4:** 「異常なガス温度の上昇を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能」とある。ガスメーターの主要な保安機能として、ガス温度の上昇を直接検知して遮断する機能は一般的ではない。 3. **最も適切な選択肢の特定:** 選択肢1は、法令の記述と完全に一致しており、ガスメーターの基本的な保安機能として最も適切である。他の選択肢も一部正しい機能を含む場合があるが、問題文の意図する「ガスメーターの機能」として最も直接的かつ重要な記述は選択肢1であると判断する。 4. **最終確認:** 選択肢1が、過去問や法令集で確認できるガスメーターの機能と合致していることを再確認し、正解とする。

問100

ガスメーターの地震動検知によるガス遮断機能に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. ガスメーターは、ガスが流入している状態において、災害の発生するおそれのある大きさの地震動を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能を有するものでなければならない。
  2. ガスメーターは、供給地点の数が300未満の団地では、地震動を検知した場合のガス遮断機能は不要である。(正解)
  3. ガスメーターの地震動検知によるガス遮断機能は、特定製造所に250ガルを超える地震動を継続して検知し、供給を遮断する設備が設置されている場合でも、常に必要である。
  4. ガスメーターは、地震動を検知した場合、ガスを速やかに遮断する機能を有するが、その遮断はガス事業者が遠隔操作で行うことが義務付けられている。
  5. ガスメーターは、地震動を検知した場合、ガスを速やかに遮断する機能を有するが、供給支障戸数が20未満の事故では報告義務がないため、遮断機能も不要である。

解説

■【設問の意図】 ガスメーターの地震動検知によるガス遮断機能に関する法令上の規定を理解しているかを確認する。特に、例外規定の適用条件を正確に把握しているかが問われる。 ■【正解の理由】 本文中の「ガスメーターは、ガスが流入している状態において、災害の発生するおそれのある大きさの地震動を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能を有するものでなければならない。」という記述が、ガスメーターに求められる基本的な機能を示しており、選択肢1はこれを正確に述べているため、適切である。 ■【初心者がここで迷う理由】 「ただし、一の団地内における供給地点の数が300未満の団地であって、当該団地にガスを供給する特定製造所に、250ガルを超える地震動を継続して検知したときに、当該団地に対するガスの供給を速やかに遮断する設備を設置した場合は、この限りでない。」という例外規定があるため、この例外がどのような条件で適用されるのか、あるいは適用されないのかを混同しやすい。選択肢2や3は、この例外規定を誤って解釈させるための誤答である。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文がガスメーターの地震動検知によるガス遮断機能について問うていることを確認する。 2. 提示された選択肢を一つずつ確認し、本文中の関連記述と照合する。 3. 選択肢1は、本文の主要な規定「ガスメーターは、ガスが流入している状態において、災害の発生するおそれのある大きさの地震動を検知した場合に、ガスを速やかに遮断する機能を有するものでなければならない。」と完全に一致することを確認する。 4. 選択肢2は、供給地点の数のみで遮断機能が不要となるかのように述べているが、本文の例外規定には「特定製造所に、250ガルを超える地震動を継続して検知したときに、当該団地に対するガスの供給を速やかに遮断する設備を設置した場合」という追加条件があるため、不適切と判断する。 5. 選択肢3は、例外規定の存在を無視して常に必要であると述べているため、不適切と判断する。 6. 選択肢4、5は本文に記載のない内容や、関連性の低い事項を混ぜているため、不適切と判断する。 7. 以上の検討から、選択肢1が最も適切であると結論付ける。