乙種 ガス主任技術者 第4回

問61

製造所に設置するガス漏えい検知設備に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 製造所には、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物から漏えいしたガスが滞留するおそれのある製造所内の適当な場所に、当該ガスの漏えいを適切に検知し、かつ、警報する設備を設けなければならない。
  2. 製造所には、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物から漏えいしたガスが滞留するおそれのある製造所内の適当な場所に、当該ガスの漏えいを検知する設備を設けなければならないが、警報設備は必須ではない。(正解)
  3. 製造所には、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物から漏えいしたガスが滞留するおそれのある製造所内の適当な場所に、当該ガスの漏えいを検知する設備を設ける必要はない。
  4. 製造所には、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物から漏えいしたガスが滞留するおそれのない場所に、当該ガスの漏えいを適切に検知し、かつ、警報する設備を設けなければならない。

解説

■【設問の意図】 ガス事業法に基づく技術基準において、製造所に設置が義務付けられているガス漏えい検知設備に関する正確な知識を問うものです。 ■【正解の理由】 提供された知識集の「技術基準(ガス工作物全般)」の項目に「製造所には、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物から漏えいしたガスが滞留するおそれのある製造所内の適当な場所に、当該ガスの漏えいを適切に検知し、かつ、警報する設備を設けなければならない。」と明記されています。選択肢1はこの記述と完全に一致しており、ガス漏えいの検知と警報の両方が義務付けられていることを示しています。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・警報設備が必須であるか否か、あるいは検知設備のみで良いのかという点で迷う可能性があります。 ・設置場所が「滞留するおそれのある場所」であることの重要性を見落とし、「滞留するおそれのない場所」でも良いと誤解する可能性があります。 ・そもそも設置義務があるのか、あるいは任意であるのかという基本的な点で迷うことも考えられます。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「製造所に設置するガス漏えい検知設備」について問うていることを確認する。 2. 知識集の「技術基準(ガス工作物全般)」の該当箇所を思い出す。 3. 「滞留するおそれのある場所」に設置すること、そして「適切に検知し、かつ、警報する設備」の両方が必要であることを確認する。 4. 各選択肢を比較し、上記の要件をすべて満たしている選択肢1が正解であると判断する。

問62

液化ガス用貯槽の相互間の距離に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のもの、貯蔵能力が3t未満のもの及び地盤面下に全部埋設されたものを除く)の相互間は、ガス又は液化ガスが漏えいした場合の災害の発生を防止するために、保安上必要な距離を有しなければならない。
  2. 貯蔵能力が3t未満の液化ガス用貯槽の相互間も、保安上必要な距離を有しなければならない。(正解)
  3. 不活性の液化ガス用の貯槽の相互間は、可燃性ガス貯槽と同様に、保安上必要な距離を有しなければならない。
  4. 地盤面下に全部埋設された液化ガス用貯槽の相互間は、ガス漏えい時の災害発生のおそれが少ない場合でも、保安上必要な距離を有しなければならない。
  5. 液化ガス用貯槽の相互間の距離は、主に敷地面積の有効活用を優先して決定され、保安上の距離は考慮されない。

解説

■【設問の意図】 液化ガス用貯槽の相互間の距離に関する技術基準の理解度を問う。特に、適用除外となる条件を正確に把握しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、液化ガス用貯槽の相互間の距離に関する技術基準の記述そのものである。不活性の液化ガス用のもの、貯蔵能力が3t未満のもの、及び地盤面下に全部埋設されたものは、ガス又は液化ガスが漏えいした場合の災害発生のリスクが低い、あるいは構造上安全性が確保されているとみなされ、保安上必要な距離の確保義務から除外される。 ■【初心者がここで迷う理由】 液化ガス用貯槽であれば一律に距離の規定が適用されると誤解したり、特定の除外条件を見落としたりすることがある。特に「不活性の液化ガス用のもの」「貯蔵能力が3t未満のもの」「地盤面下に全部埋設されたもの」という三つの除外条件を正確に記憶していないと、誤った選択肢を選んでしまう可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が液化ガス用貯槽の相互間の距離に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、特に「~を除く」や「~の場合でも」といった条件や例外を示す表現に注意する。 3. 技術基準の原文にある「不活性の液化ガス用のもの、貯蔵能力が3t未満のもの及び地盤面下に全部埋設されたものを除く」という除外条件を思い出す。 4. この除外条件に合致しない、つまり除外対象外の貯槽に対して保安距離が必要であるという記述がされている選択肢が正解となる。 5. 選択肢1が、この除外条件を正確に含んだ上で、保安上必要な距離を有しなければならないと記述しているため、これが正しいと判断する。他の選択肢は、これらの除外条件を誤って解釈しているか、全く異なる内容を述べているため、不正解と判断する。

問63

製造所若しくは供給所に設置するガス若しくは液化ガスを通ずるガス工作物又は大容量移動式ガス発生設備に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. その規模に応じて、適切な防消火設備を適切な箇所に設けなければならない。
  2. その規模にかかわらず、防消火設備を設ける必要はない。(正解)
  3. 不活性ガスを通ずるガス工作物には、防消火設備を設ける必要はない。
  4. 大容量移動式ガス発生設備には、防消火設備を設ける必要はない。
  5. 防消火設備は、製造所または供給所の入口にのみ設置すればよい。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の技術基準における防消火設備の設置義務に関する知識を問うものです。特に、設置対象となる設備の種類と、設置の際の考慮事項(規模、場所)を理解しているかを確認します。 ■【正解の理由】 ガス事業法に基づく技術基準において、「製造所若しくは供給所に設置するガス若しくは液化ガスを通ずるガス工作物又は大容量移動式ガス発生設備には、その規模に応じて、適切な防消火設備を適切な箇所に設けなければならない。」と明確に規定されています。したがって、選択肢1がこの規定に合致しています。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・防消火設備の設置が、特定のガス(可燃性ガスのみなど)や特定の規模の設備に限定されると誤解する可能性があります。 ・「適切な箇所」という表現の解釈に迷い、入口など限定的な場所で十分と考えるかもしれません。 ・大容量移動式ガス発生設備が、製造所や供給所とは異なるため、防消火設備の設置義務がないと誤解する可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「防消火設備」に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. ガス工作物の保安に関する基本原則として、火災発生時の対応設備は重要であることを思い出す。 3. 選択肢1は「規模に応じて」「適切な箇所に」という、柔軟かつ具体的な設置要件を示しており、技術基準の趣旨に合致すると判断する。 4. 選択肢2、3、4は「必要ない」という否定的な記述や、対象を限定する記述であり、保安上重要な設備である防消火設備に対しては不適切であると判断する。 5. 選択肢5は「入口にのみ」という限定的な記述であり、「適切な箇所に」という基準の柔軟性に反するため不適切と判断する。 6. 以上の検討から、選択肢1が最も適切であると結論づける。

問64

ガス工作物設置室に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室(製造所及び供給所に存するものに限る)は、これらのガス又は液化ガスが漏えいしたとき滞留しない構造でなければならない。
  2. ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室は、製造所及び供給所に存するものに限り、これらのガス又は液化ガスが漏えいしたとき滞留しない構造でなければならない。(正解)
  3. ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室は、これらのガス又は液化ガスが漏えいしたとき滞留しない構造でなければならない。ただし、製造所及び供給所に存するものはこの限りではない。
  4. ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室は、これらのガス又は液化ガスが漏えいしたとき滞留しない構造であることが望ましいが、義務ではない。

解説

■【設問の意図】 この設問は、ガス事業法に基づくガス工作物の技術基準のうち、「ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室」の構造に関する規定の理解度を問うものです。特に、ガス漏えい時の滞留防止という保安上の重要な要件を正確に把握しているかを確認します。 ■【正解の理由】 正解は1です。ガス事業法に基づく技術基準(経済産業省令)において、「ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室(製造所及び供給所に存するものに限る)は、これらのガス又は液化ガスが漏えいしたとき滞留しない構造でなければならない。」と明確に規定されています。これは、ガス漏えいによる災害の発生を防止するための重要な保安要件です。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、以下のような点で迷う可能性があります。 1. 適用範囲の誤解: 「製造所及び供給所に存するものに限る」という括弧書きの部分を見落としたり、その意味を誤解したりして、全てのガス工作物設置室に適用されると考える、あるいは逆に適用範囲が狭すぎると考えることがあります。 2. 「滞留しない構造」の重要性の認識不足: 単なる「望ましい」条件と捉えてしまい、法的な義務であるという認識が薄い場合があります。 3. 類似規定との混同: 他のガス工作物に関する規定や、高圧ガス保安法などの類似法規の知識と混同してしまうことがあります。 ■【本番での判断フロー】 1. キーワードの特定: 設問文から「ガス工作物設置室」「漏えい」「滞留しない構造」がキーワードであることを特定する。 2. 法令の確認: ガス事業法に基づく技術基準の知識を想起する。特に、ガス漏えい時の安全確保に関する規定に注目する。 3. 適用範囲の確認: 「製造所及び供給所に存するものに限る」という条件が重要であることを認識し、選択肢がこの条件を正しく反映しているかを確認する。 4. 義務か推奨かの判断: 「~でなければならない」という義務規定であるか、「~が望ましい」といった推奨規定であるかを明確に区別する。 5. 選択肢の比較: * 選択肢1: 法令の記述と完全に一致しているため、これが正解であると判断する。 * 選択肢2: 適用範囲の表現が微妙に異なるため、不適切と判断する。 * 選択肢3: 「この限りではない」という否定的な表現が含まれており、法令と矛盾するため不適切と判断する。 * 選択肢4: 「望ましいが、義務ではない」という記述が法令の義務規定と矛盾するため不適切と判断する。 6. 最終確認: 正解と判断した選択肢が、設問の意図と法令の規定に最も合致していることを再確認する。

問65

製造所の構内立入防止措置に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 製造所には、構内に公衆がみだりに立ち入らないよう、適切な措置を講じなければならない。ただし、周囲の状況により公衆が立ち入るおそれがない場合は、この限りでない。
  2. 製造所には、構内に公衆がみだりに立ち入らないよう、常に厳重な監視体制を敷かなければならない。(正解)
  3. 製造所には、構内に公衆がみだりに立ち入らないよう、フェンス等の物理的な障壁を必ず設置しなければならない。
  4. 製造所には、構内に公衆がみだりに立ち入らないよう、警備員を常駐させなければならない。
  5. 製造所には、構内に公衆がみだりに立ち入らないよう、立ち入り禁止の看板を設置するだけで十分である。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス事業法における製造所の構内立入防止措置に関する技術基準の正確な理解を問うものです。特に、一般的な原則と、その例外規定の有無および内容を把握しているかがポイントとなります。 ■【正解の理由】 選択肢1は、法令の記述「製造所には、構内に公衆がみだりに立ち入らないよう、適切な措置を講じなければならない。ただし、周囲の状況により公衆が立ち入るおそれがない場合は、この限りでない。」と完全に一致しており、これが適切な記述です。公衆の立ち入り防止は原則ですが、周囲の状況によってはその限りではないという柔軟な規定があることを示しています。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、「適切な措置」の具体的な内容を深読みしすぎたり、安全確保のためには常に厳重な措置が必要であると誤解したりすることがあります。選択肢2、3、4のように「常に」「必ず」「常駐」といった断定的な表現に引きずられ、法令が許容する柔軟性や例外規定を見落としがちです。また、選択肢5のように「〜だけで十分」といった極端な表現も、法令の趣旨から外れることが多いと判断できない場合があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「製造所の構内立入防止措置」に関するものであることを確認する。 2. 各選択肢を読み、法令の条文や技術基準の知識と照合する。 3. 選択肢1は、原則と「ただし書き」による例外規定を含んでおり、法令の記述と合致することを確認する。 4. 選択肢2、3、4は、「常に」「必ず」「常駐」といった過度に断定的な表現を含んでおり、法令が通常許容する柔軟性や例外規定と矛盾しないか検討する。これらの表現は、一般的に法令の記述としては不適切であることが多い。 5. 選択肢5は、「〜だけで十分」という極端な表現であり、安全確保の観点から不十分である可能性が高いと判断する。 6. 最終的に、法令の記述と最も正確に一致する選択肢1を正解と判断する。

問66

製造所に設置するガス若しくは液化ガスを通ずるガス工作物の付近に設置する電気設備に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. その設置場所の状況及び当該ガス又は液化ガスの種類に応じた防爆性能を有するものでなければならない。
  2. その設置場所の状況にかかわらず、常に最高レベルの防爆性能が要求される。(正解)
  3. ガス工作物の種類に関わらず、すべての電気設備は耐圧防爆構造でなければならない。
  4. 電気設備は、ガス工作物から一定距離を確保すれば、防爆性能は問われない。
  5. 防爆性能は、ガス工作物の種類のみによって決定され、設置場所の状況は考慮されない。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス事業法における技術基準のうち、製造所に設置される電気設備の防爆性能に関する規定の理解度を問うものです。特に、防爆性能を決定する要因(設置場所の状況、ガスの種類)を正確に把握しているかを確認します。 ■【正解の理由】 選択肢1は、与えられた知識集の「製造所に設置するガス若しくは液化ガスを通ずるガス工作物の付近に設置する電気設備は、その設置場所の状況及び当該ガス又は液化ガスの種類に応じた防爆性能を有するものでなければならない。」という記述と完全に一致しており、これが適切な記述です。防爆性能は、一律に定められるものではなく、具体的な設置環境と取り扱うガスの特性(可燃性、爆発性など)に応じて適切に選定されるべきであるという原則を示しています。 ■【初心者がここで迷う理由】 選択肢2のように「常に最高レベルの防爆性能」を求めるべきだと考えるかもしれませんが、過剰な防爆対策はコスト増につながり、また、リスクが低い場所やガス種に対しては不合理です。法令は、リスクに応じた適切な対策を求めています。 選択肢3のように「耐圧防爆構造」という特定の防爆構造に限定したり、選択肢4のように「一定距離を確保すれば防爆性能は問われない」と考えるのは、防爆に関する知識が不十分な場合に陥りやすい誤りです。防爆構造には様々な種類があり、距離だけではリスクを完全に排除できない場合もあります。 選択肢5のように「ガスの種類のみ」と限定する考え方も、設置場所の換気状況や周囲の環境といった「設置場所の状況」が防爆性能の選定に大きく影響することを無視しているため不適切です。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「製造所に設置するガス若しくは液化ガスを通ずるガス工作物の付近に設置する電気設備」に関する記述を求めていることを確認する。 2. 知識集の該当箇所「製造所に設置するガス若しくは液化ガスを通ずるガス工作物の付近に設置する電気設備は、その設置場所の状況及び当該ガス又は液化ガスの種類に応じた防爆性能を有するものでなければならない。」を思い出すか、参照する。 3. 各選択肢を読み、上記の知識集の記述と照合する。 * 選択肢1は、知識集の記述と完全に一致するため、これが正解であると判断する。 * 他の選択肢は、「常に最高レベル」「特定の構造に限定」「距離で免除」「種類のみ」といった、知識集の記述と異なる、または限定的すぎる表現を含んでいるため、不適切であると判断する。

問67

ガス工作物のガス置換構造に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. ガス発生設備及び附帯設備であって製造設備に属するもののガス又は液化ガスを通ずる部分(不活性のガス又は不活性の液化ガスのみを通ずるものを除く)は、ガス又は液化ガスを安全に置換できる構造でなければならない。
  2. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分は、不活性のガスのみを通ずるものであっても、ガスを安全に置換できる構造でなければならない。(正解)
  3. ガス発生設備に属するガス又は液化ガスを通ずる部分であっても、附帯設備についてはガスを安全に置換できる構造とする必要はない。
  4. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分のガス置換構造は、液化ガスのみを通ずる部分については適用されない。

解説

■【設問の意図】 ガス事業法に基づく技術基準のうち、ガス工作物のガス置換構造に関する正確な知識を問う。特に、適用範囲(ガス発生設備、附帯設備、不活性ガスを除く)を理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づく技術基準の「ガス工作物技術基準の解釈」第10条第1項第1号の規定に合致する。ガス発生設備及び附帯設備であって製造設備に属するもののガス又は液化ガスを通ずる部分(不活性のガス又は不活性の液化ガスのみを通ずるものを除く)は、ガス又は液化ガスを安全に置換できる構造でなければならないとされている。これは、点検や修理時などに可燃性ガスを安全に除去するための重要な保安措置である。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・「不活性のガス又は不活性の液化ガスのみを通ずるものを除く」という除外規定を見落としやすい。 ・「ガス発生設備」と「附帯設備」の両方に適用されることを混同しやすい。 ・「ガス」と「液化ガス」の両方に適用されることを理解しきれていない場合がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文がガス工作物の「ガス置換構造」に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、特に「ガス発生設備」「附帯設備」「不活性ガス」「液化ガス」といったキーワードに注目する。 3. 技術基準の条文(または記憶している内容)と照合する。 4. 「不活性のガス又は不活性の液化ガスのみを通ずるものを除く」という除外規定が正しく反映されているかを確認する。 5. 「ガス発生設備及び附帯設備」の両方に適用されることを確認する。 6. これらの条件をすべて満たす選択肢1が正解であると判断する。

問68

ガス工作物の耐圧試験に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. ガス工作物のうち、耐圧部分及び液化ガスを通ずる部分は、適切な方法により耐圧試験を行ったときにこれに耐えるものでなければならない。
  2. ガス工作物のうち、耐圧部分及び液化ガスを通ずる部分は、耐圧試験を行う必要はなく、気密試験のみでよい。(正解)
  3. 特定ガス発生設備に属する調整装置も、ガス工作物の耐圧部分に該当するため、耐圧試験を行わなければならない。
  4. ガス工作物の耐圧試験は、液化ガスを通ずる部分のみ行えばよく、耐圧部分については気密試験で代用できる。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の保安確保に関する技術基準のうち、耐圧試験の対象と要件について理解しているかを問う問題です。 ■【正解の理由】 選択肢1が適切です。 ガス事業法に基づく技術基準では、「ガス工作物のうち、耐圧部分及び液化ガスを通ずる部分は、適切な方法により耐圧試験を行ったときにこれに耐えるものでなければならない。ただし、特定ガス発生設備に属する調整装置は、この限りではない。」と規定されています。この記述は、耐圧試験の基本的な要件を正確に述べています。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・耐圧試験と気密試験の区別が曖昧な場合、選択肢2や4のような記述に惑わされる可能性があります。 ・「ただし、特定ガス発生設備に属する調整装置は、この限りではない」という例外規定を忘れてしまい、選択肢3を誤って選んでしまう可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文で「耐圧試験に関する適切な記述」を求めていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、ガス事業法の技術基準の条文を思い出す。 3. 選択肢1は、耐圧部分と液化ガスを通ずる部分が耐圧試験の対象であり、これに耐える必要があるという基本的な要件を正確に述べていることを確認する。 4. 選択肢2と4は、耐圧試験の必要性を否定したり、気密試験で代用できるとしたりしており、不適切であると判断する。 5. 選択肢3は、特定ガス発生設備に属する調整装置が耐圧試験の例外であることを思い出せれば、不適切であると判断できる。 6. 以上の検討から、選択肢1が最も適切であると判断し、解答とする。

問69

ガス工作物の気密試験に関する記述として、最も適切なものは次のうちどれか。

  1. ガス工作物のうち、ガス又は液化ガスを通ずる部分は、適切な方法により気密試験を行ったとき漏えいがないものでなければならない。ただし、液化ガス用ポンプは、この限りではない。
  2. ガス工作物のうち、ガス又は液化ガスを通ずる部分は、液化ガス用ポンプを含め、気密試験を行ったとき漏えいがないものでなければならない。(正解)
  3. ガス工作物のうち、ガスを通ずる部分のみが気密試験の対象であり、液化ガスを通ずる部分は対象外である。
  4. ガス工作物の気密試験は、液化ガス用ポンプにのみ適用され、その他のガス工作物には適用されない。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の気密試験に関する法令上の規定、特にその適用範囲と例外について理解しているかを問う。 ■【正解の理由】 本文の「ガス工作物のうち、ガス又は液化ガスを通ずる部分は、適切な方法により気密試験を行ったとき漏えいがないものでなければならない。ただし、液化ガス用ポンプは、この限りではない。」の記述の通り、ガスまたは液化ガスを通ずる部分が気密試験の対象であり、漏えいがないことが求められるが、液化ガス用ポンプは例外である。したがって、選択肢1が最も適切である。 ■【初心者がここで迷う理由】 「この限りではない」という例外規定の解釈を誤る可能性がある。液化ガス用ポンプが完全に気密試験の対象外であると誤解したり、逆に例外なく全ての部分に適用されると誤解したりすることが考えられる。また、「ガスを通ずる部分」と「液化ガスを通ずる部分」の区別や、試験の目的(漏えいがないこと)を混同する可能性もある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「気密試験」に関する記述を求めていることを確認する。 2. 関連する法令の条文を思い出すか、与えられた知識集から該当箇所を探す。 3. 「ガス工作物のうち、ガス又は液化ガスを通ずる部分は、適切な方法により気密試験を行ったとき漏えいがないものでなければならない。ただし、液化ガス用ポンプは、この限りではない。」という記述を見つける。 4. 各選択肢をこの記述と照らし合わせる。 - 選択肢1は、本文の記述と完全に一致しているため、これが正解であると判断する。 - 選択肢2は、液化ガス用ポンプを例外から除外しているため不適切。 - 選択肢3は、液化ガスを通ずる部分を除外しているため不適切。 - 選択肢4は、液化ガス用ポンプにのみ適用されるという点で本文と異なるため不適切。 5. 最も適切な選択肢として1を選ぶ。

問70

ガス工作物の溶接部に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分で、溶接による割れ等で有害な欠陥がなく、かつ、設計上要求される強度以上の強度でなければならない。
  2. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分であれば、溶接による割れ等で有害な欠陥があっても許容される。(正解)
  3. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分の溶接された部分は、設計上要求される強度と同等であれば十分であり、それ以上の強度は必要とされない。
  4. ガス工作物の溶接された部分は、内面に0Paを超える圧力を受ける部分であっても、溶込みが十分であれば、溶接による割れ等の有害な欠陥は許容される。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の溶接部に関する技術基準の理解度を問う問題です。特に、ガスまたは液化ガスを通じ、内面に圧力を受ける溶接部の品質(溶込み、欠陥の有無)と強度に関する要件を正確に把握しているかを確認します。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づく技術基準の要件を正確に記述しています。ガスまたは液化ガスを通じ、内面に0Paを超える圧力を受ける溶接部は、安全確保のため、以下の3つの要件をすべて満たすことが必須です。 1. 溶込みが十分であること。 2. 溶接による割れ等で有害な欠陥がないこと。 3. 設計上要求される強度以上の強度を有すること。 これらの要件は、ガス漏えいや破裂といった重大な事故を防止するために極めて重要です。 ■【初心者がここで迷う理由】 * 「設計上要求される強度以上」という表現が、単に「同等」で良いのではないかと誤解する可能性があります。安全性を考慮すると「以上」が適切であり、余裕を持たせた設計が求められます。 * 「有害な欠陥」の定義が曖昧に感じられ、多少の欠陥は許容されると考えるかもしれませんが、保安上は厳しく管理され、有害な欠陥は認められません。 * 溶込みが十分であれば、他の要件が多少緩くても良いと考える誤解が生じやすいですが、溶接部の品質は総合的に判断されます。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文がガス工作物の溶接部に関する技術基準を問うていることを確認します。 2. 各選択肢を読み、特に「溶込み」「欠陥の有無」「強度」に関する記述に注目します。 3. 技術基準では、ガス工作物の安全確保のためには最も厳しい要件が求められることを念頭に置きます。 4. 選択肢1は「溶込みが十分で」「有害な欠陥がなく」「設計上要求される強度以上」と、すべての要件を厳格に満たしているため、これが最も適切な記述であると判断します。 5. 他の選択肢は、「有害な欠陥があっても許容される」「同等であれば十分」「有害な欠陥は許容される」といった、基準を緩和するような記述が含まれているため、不適切と判断します。

問71

液化ガスを通ずる配管の溶接に関する記述として、ガス事業法に基づく技術基準上、適切なものは次のうちどれか。

  1. 液化ガスを通ずる配管(内径が150mm以上のものに限る)であって、液化ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない。
  2. 液化ガスを通ずる配管(内径が100mm以上のものに限る)であって、液化ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない。(正解)
  3. 液化ガスを通ずる配管(内径が150mm以上のものに限る)であって、液化ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、溶接後に適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることを確認すればよい。
  4. 液化ガスを通ずる配管(内径が150mm以上のものに限る)であって、液化ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、機械試験は不要であり、目視確認のみでよい。

解説

■【設問の意図】 液化ガスを通ずる配管の溶接に関する技術基準の理解度を問う問題です。特に、対象となる配管の条件(内径)と、溶接施工方法の確認時期(事前)がポイントとなります。 ■【正解の理由】 選択肢1は、液化ガスを通ずる配管(内径が150mm以上のものに限る)であって、液化ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合、適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認しなければならない、という技術基準の規定に合致しているため、適切です。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・配管の内径の具体的な数値(150mm)を正確に覚えていない場合、他の選択肢(例:100mm)と混同する可能性があります。 ・溶接施工方法の確認時期が「あらかじめ」であることを見落とし、「溶接後」でもよいと誤解する可能性があります。 ・機械試験の必要性について、簡易な検査で済むと誤解する可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文から「液化ガスを通ずる配管の溶接」に関する技術基準を問われていることを確認します。 2. 各選択肢について、以下のポイントで技術基準との合致を確認します。 a. 対象となる配管の内径の条件(150mm以上か)。 b. 溶接施工方法の確認方法(機械試験等が必要か)。 c. 確認のタイミング(あらかじめ確認が必要か)。 3. 選択肢1が、内径150mm以上、機械試験等による「あらかじめ」の確認という全ての条件を満たしているため、正解と判断します。 4. 他の選択肢は、内径の数値、確認のタイミング、確認方法のいずれかが技術基準と異なるため、不適切と判断します。

問72

ガス工作物の技術基準に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ガス栓の主要材料は、最高使用温度及び最低使用温度において材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて安全な機械的性質を有するものでなければならない。
  2. ガス栓の主要材料は、常温における機械的性質のみを考慮すればよく、最高使用温度及び最低使用温度における影響は考慮しなくてもよい。
  3. ガス栓の主要材料は、ガスを通ずる部分の気密性を確保できるものであれば、化学的影響は考慮しなくてもよい。(正解)
  4. ガス栓の主要材料は、設備の種類や規模にかかわらず、一律に特定の耐熱性材料を使用しなければならない。

解説

■【設問の意図】 ガス栓の主要材料に関する技術基準の理解度を問う。特に、材料選定において考慮すべき温度範囲と影響の種類を把握しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢2は、「ガス栓の主要材料は、常温における機械的性質のみを考慮すればよく、最高使用温度及び最低使用温度における影響は考慮しなくてもよい」と記述しているが、これは誤りである。ガス事業法に基づく技術基準では、「ガス栓の主要材料は、最高使用温度及び最低使用温度において材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて安全な機械的性質を有するものでなければならない」と規定されており、常温だけでなく、最高使用温度及び最低使用温度における化学的・物理的影響を考慮する必要がある。 ■【初心者がここで迷う理由】 ガス栓の材料選定において、日常的な使用環境である常温での性能を重視しがちであるため、極端な温度条件(最高使用温度、最低使用温度)での影響まで考慮する必要があるという点を見落とす可能性がある。また、化学的影響と物理的影響の両方を考慮するという点も、どちらか一方のみを意識してしまうことがある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「誤っているものはどれか」を問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、ガス栓の主要材料に関する技術基準の条文と照合する。 3. 選択肢1は、技術基準の記述と完全に一致しており、正しい記述であると判断する。 4. 選択肢2は、「常温における機械的性質のみを考慮すればよく、最高使用温度及び最低使用温度における影響は考慮しなくてもよい」とあり、これは技術基準の「最高使用温度及び最低使用温度において材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて安全な機械的性質を有するものでなければならない」という記述と明らかに矛盾するため、誤った記述であると判断する。 5. 誤っている記述を問う問題なので、選択肢2が正解となる。他の選択肢も確認し、誤りがないことを再確認する。

問73

ガス栓の構造に関する記述として、最も適切なものは次のうちどれか。

  1. ガス栓の構造は、供用中の荷重並びに最高使用温度及び最低使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない。
  2. ガス栓の構造は、供用中の荷重に対し、一律に特定の強度を有する構造でなければならない。(正解)
  3. ガス栓の構造は、気密試験を行ったときに漏えいがないものであればよく、その他の構造要件は問われない。
  4. ガス栓の構造は、最高使用圧力に耐えるものであればよく、温度条件は考慮しなくてもよい。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス工作物の技術基準における「ガス栓の構造」に関する正確な知識を問うものです。特に、供用中の様々な条件(荷重、温度、圧力)に対する構造の適合性について理解しているかを確認します。 ■【正解の理由】 選択肢1は、法令の技術基準に定められている「ガス栓の構造」に関する記述そのものです。ガス栓は、使用される環境(荷重、最高使用温度、最低使用温度、最高使用圧力)や設備の種類、規模に応じて、安全を確保できる適切な構造であることが求められます。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、ガス栓の構造要件が多岐にわたるため、どの要素が必須であるか、また「適切な構造」という表現の具体的な意味合いについて迷うことがあります。特に、温度や圧力といった運転条件が構造設計にどのように影響するかを見落としがちです。また、気密性(選択肢3)や材料(別の技術基準項目)と混同することもあります。 ■【本番での判断フロー】 1. **キーワードの特定:** 「ガス栓の構造」に注目します。 2. **選択肢の確認:** 各選択肢が構造に関する要件をどのように記述しているかを確認します。 3. **条件の網羅性:** 供用中の「荷重」「最高使用温度」「最低使用温度」「最高使用圧力」といった複数の条件が適切に考慮されているかを確認します。 4. **柔軟性の有無:** 「設備の種類、規模に応じて」という柔軟な対応が求められているか、それとも「一律に」「~であればよい」といった限定的な記述であるかを確認します。 5. **法令との照合:** 選択肢1が、技術基準の「ガス栓の構造」に関する記述と完全に一致するため、これが正解であると判断します。他の選択肢は、条件の不足、誤った限定、または別の技術基準項目との混同が見られます。

問74

附帯設備に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. 附帯設備であって製造設備に属する容器及び管のうち、液化ガスを通ずるものであって内面に0Paを超える圧力を受ける部分の構造は、供用中の荷重並びに最高使用温度及び最低使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない。
  2. 附帯設備であって製造設備に属する容器及び管のうち、液化ガスを通ずるものであって内面に0.1MPaを超える圧力を受ける部分の構造は、供用中の荷重並びに最高使用温度及び最低使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない。(正解)
  3. 附帯設備であって製造設備に属する容器及び管のうち、液化ガスを通ずるものであって内面に0Paを超える圧力を受ける部分の構造は、供用中の荷重並びに最高使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない。
  4. 附帯設備であって製造設備に属する容器及び管のうち、ガスを通ずるものであって内面に0Paを超える圧力を受ける部分の構造は、供用中の荷重並びに最高使用温度及び最低使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない。

解説

■【設問の意図】 附帯設備、特に液化ガスを通ずる容器及び管の構造に関する技術基準の理解度を問う。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づく技術基準の「附帯設備」に関する規定に合致している。液化ガスを通ずる容器及び管であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の構造は、供用中の荷重、最高使用温度、最低使用温度、及び最高使用圧力に対し、設備の種類・規模に応じた適切な構造であることが求められる。 ■【初心者がここで迷う理由】 技術基準の条文は細かく、似たような表現が多い。特に「0Paを超える圧力」や「液化ガスを通ずるもの」といった具体的な条件を見落としやすい。また、「最高使用温度及び最低使用温度」の両方が考慮される点も、片方だけを意識してしまうと誤りやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. 設問が附帯設備の構造に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 各選択肢の記述が、液化ガス、圧力条件(0Pa超)、温度条件(最高・最低使用温度)、荷重、最高使用圧力、設備の種類・規模に応じた適切な構造であるかを確認する。 3. 特に、液化ガスを通ずる部分であること、0Paを超える圧力であること、最高使用温度と最低使用温度の両方が考慮されていることを重点的にチェックする。 4. 選択肢1がすべての条件を満たしているため、正解と判断する。

問75

整圧器の耐圧試験に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. 整圧器及び特定ガス発生設備に属する調整装置の耐圧部分は、適切な方法により耐圧試験を行ったときにこれに耐えるものでなければならない。
  2. 整圧器の耐圧部分は、気密試験を行ったときに漏えいがないものであれば、耐圧試験は不要である。(正解)
  3. 整圧器の耐圧部分は、使用前検査の対象外であるため、耐圧試験は義務付けられていない。
  4. 整圧器の耐圧部分は、最高使用圧力が0.3MPa未満の場合、耐圧試験は義務付けられていない。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス工作物の技術基準における整圧器の耐圧試験に関する正確な知識を問うものです。特に、整圧器のどの部分に耐圧試験が義務付けられているか、またその条件について理解しているかを確認します。 ■【正解の理由】 選択肢1が適切です。技術基準において、「整圧器及び特定ガス発生設備に属する調整装置の耐圧部分は、適切な方法により耐圧試験を行ったときにこれに耐えるものでなければならない。」と明確に規定されています。これは、ガス工作物の安全性を確保するための重要な要件です。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、耐圧試験と気密試験の区別、または特定の設備に対する試験の適用範囲について混同することがあります。また、使用圧力や設備の種類によって試験の要否が変わるという誤解を抱くこともあります。特に、特定ガス発生設備に属する調整装置も対象となる点を見落としがちです。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「整圧器の耐圧試験」に関する記述を求めていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、技術基準の条文と照合する。 3. 選択肢1は、整圧器だけでなく特定ガス発生設備に属する調整装置の耐圧部分も対象とし、適切な方法による耐圧試験の実施を義務付けているため、技術基準の記述と完全に一致することを確認する。 4. 選択肢2は、気密試験と耐圧試験を混同しており不適切である。 5. 選択肢3は、整圧器が使用前検査の対象外であるという記述が誤りであるため不適切である。 6. 選択肢4は、最高使用圧力の条件に関わらず耐圧試験が義務付けられているため不適切である。 7. 以上の検討から、選択肢1が唯一の適切な記述であると判断する。

問76

ガス工作物の技術基準に関する記述のうち、適切なものはどれか。

  1. 最高使用圧力が0.3MPa未満で、内径が150mm以上の中圧の導管であって、ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない。
  2. 最高使用圧力が0.3MPa以上で、内径が150mm以上の中圧の導管であって、ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない。(正解)
  3. 最高使用圧力が0.3MPa未満で、内径が150mm未満の中圧の導管であって、ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない。
  4. 最高使用圧力が0.3MPa未満で、内径が150mm以上の中圧の導管であって、ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合、機械試験等による確認は不要である。

解説

■【設問の意図】 中圧の導管の溶接に関するガス工作物の技術基準について、その具体的な条件と必要な措置を正確に理解しているかを問うものです。 ■【正解の理由】 選択肢1は、提示された知識集の「技術基準(ガス栓、附帯設備、整圧器、導管溶接)」セクションにある「最高使用圧力が0.3MPa未満で、内径が150mm以上の中圧の導管であって、ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない。」という記述と完全に一致しており、これが適切な記述です。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、最高使用圧力の数値(0.3MPa未満)、内径の数値(150mm以上)、そして「あらかじめ確認」の必要性の有無といった具体的な数値や条件を混同しやすいです。特に、圧力や内径の閾値、および機械試験の要否が異なる選択肢が並べられると、正確な知識がないと判断が難しくなります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が中圧導管の溶接に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 各選択肢に示されている圧力(0.3MPa未満/以上)、内径(150mm以上/未満)、および機械試験等による事前確認の要否に注目する。 3. 正確な技術基準の知識(「最高使用圧力が0.3MPa未満で、内径が150mm以上」の導管溶接には「適切な機械試験等による事前確認」が必要)を思い出す。 4. この知識に合致する選択肢が1であることを確認し、正解とする。

問77

液化ガスを通ずるガス発生設備に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すために適切な安全弁を設けなければならない。
  2. 液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すために安全弁を設ける必要はない。(正解)
  3. 液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すために整圧器を設けなければならない。
  4. 液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すために遮断弁を設けなければならない。

解説

■【設問の意図】 液化ガスを通ずるガス発生設備における過圧防止措置に関する法令知識を問うものです。 ■【正解の理由】 選択肢1は、技術基準の「液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すために適切な安全弁を設けなければならない。」という規定に合致しており、正しい記述です。過圧による設備損傷や事故を防ぐために、安全弁の設置は必須です。 ■【初心者がここで迷う理由】 選択肢2のように「安全弁を設ける必要はない」と誤解する可能性がありますが、液化ガス設備は高圧になるリスクがあるため、過圧防止は極めて重要です。また、選択肢3の「整圧器」や選択肢4の「遮断弁」は、それぞれ圧力調整やガスの流れを止めるための設備であり、過圧を「逃がす」という安全弁の機能とは異なります。これらの設備の役割を混同すると誤った選択をしてしまう可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「液化ガスを通ずるガス発生設備」の「過圧防止措置」について問うていることを確認する。 2. 過圧を「逃がす」ための設備として、最も適切なのは「安全弁」であることを思い出す。 3. 選択肢1がこの知識に直接合致していることを確認し、正解とする。 4. 他の選択肢が安全弁の機能と異なる役割を持つ設備を挙げていることを確認し、誤りであると判断する。

問78

製造所及び供給所の保安上重要な設備に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. 製造設備(特定ガス発生設備を除く)の運転を継続させるのに必要な装置その他の製造所及び供給所の保安上重要な設備には、停電等により当該設備の機能が失われることのないよう適切な措置を講じなければならない。
  2. 製造設備(特定ガス発生設備を除く)の運転を継続させるのに必要な装置その他の製造所及び供給所の保安上重要な設備は、停電時においても、その機能が完全に維持されるよう、常に自家発電設備を設置しなければならない。(正解)
  3. 製造設備(特定ガス発生設備を除く)の運転を継続させるのに必要な装置その他の製造所及び供給所の保安上重要な設備は、停電時に機能が失われても、速やかに手動で復旧できる体制があれば、特別な措置は不要である。
  4. 製造設備(特定ガス発生設備を除く)の運転を継続させるのに必要な装置その他の製造所及び供給所の保安上重要な設備は、停電時に機能が失われることを許容し、その影響を最小限に抑えるための対策を講じればよい。

解説

■【設問の意図】 製造所及び供給所の保安上重要な設備における停電対策に関するガス事業法の技術基準の理解度を問うものです。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス事業法に基づく技術基準(ガス事業法施行規則第62条第1項第10号)の規定に合致しています。製造所及び供給所の保安上重要な設備は、停電等によってその機能が失われることがないよう、保安電源の確保や自動切り替え装置の設置など、適切な措置を講じる必要があります。 ■【初心者がここで迷う理由】 選択肢2のように「常に自家発電設備を設置しなければならない」と断定する表現や、選択肢3のように「特別な措置は不要」とする極端な表現、または選択肢4のように「機能が失われることを許容」する表現は、技術基準の趣旨から外れるため、迷う可能性があります。技術基準は「適切な措置」を求めており、具体的な方法を限定しているわけではありません。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が保安上重要な設備の停電対策について問うていることを確認します。 2. 各選択肢を読み、ガス事業法の技術基準の文言や趣旨に最も合致するものを選びます。 3. 「常に~しなければならない」「~は不要」「~を許容」といった断定的な表現や緩和的な表現には特に注意し、法令の「適切な措置」という表現のニュアンスを理解します。 4. 選択肢1が、法令の規定と完全に一致していることを確認し、正解と判断します。

問79

ガスホルダーに関する記述として、適切なものはどれか。

  1. ガスホルダーであって、凝縮液により機能の低下又は損傷のおそれがあるものには、ガスホルダーの凝縮液を抜く装置を設けなければならない。
  2. ガスホルダーであって、凝縮液により機能の低下又は損傷のおそれがあるものには、凝縮液の発生を抑制する装置を設けなければならない。(正解)
  3. ガスホルダーであって、凝縮液により機能の低下又は損傷のおそれがある場合でも、定期的な点検により安全が確保されるため、特別な装置は不要である。
  4. ガスホルダーに凝縮液が発生することは稀であり、特別な対策は必要ない。

解説

■【設問の意図】 ガスホルダーにおける凝縮液対策に関する技術基準の理解度を問う。 ■【正解の理由】 ガス事業法に基づく技術基準では、「ガスホルダーであって、凝縮液により機能の低下又は損傷のおそれがあるものには、ガスホルダーの凝縮液を抜く装置を設けなければならない。」と規定されている。これは、凝縮液がガスホルダーの内部に溜まることで、ガスの品質低下、機器の腐食、動作不良などを引き起こす可能性があるため、安全かつ安定的なガス供給を確保するために重要な措置である。 ■【初心者がここで迷う理由】 凝縮液の「発生を抑制する」装置と「抜く」装置のどちらが適切か、あるいは「特別な装置は不要」という選択肢に迷う可能性がある。技術基準は具体的な対策を求めるため、発生抑制だけでなく、発生した凝縮液を適切に処理する装置の設置が重要となる。また、定期点検のみで十分と考える誤解も生じやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. 設問がガスホルダーの凝縮液に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 選択肢を一つずつ確認し、法令の記述と照合する。 3. 「凝縮液を抜く装置を設けなければならない」という記述が、技術基準の原文と一致することを確認する。 4. 他の選択肢は、発生抑制、不要、稀であるといった内容であり、法令の具体的な要求とは異なるため、誤りであると判断する。 5. したがって、選択肢1が正解であると結論付ける。

問80

液化ガス用貯槽に関する記述として、正しいものは次のうちどれか。

  1. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)又はこれらの付近には、その外部から見やすいようにガス事業者の名称及び連絡先の表示をしなければならない。
  2. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)には、その外部から見やすいようにガス事業者の名称のみを表示すればよい。(正解)
  3. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)には、その外部から見やすいように連絡先の表示のみをすればよい。
  4. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)には、外部からの表示は不要である。

解説

■【設問の意図】 液化ガス用貯槽に義務付けられている表示事項に関する知識を問う。特に、不活性ガス用貯槽の例外と、表示内容(名称と連絡先)の正確な理解を確認する。 ■【正解の理由】 ガス事業法に基づく技術基準において、液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く)又はこれらの付近には、その外部から見やすいようにガス事業者の名称及び連絡先の表示をすることが義務付けられているため、選択肢1が正しい。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・不活性ガス用貯槽が除外される点を見落とす可能性がある。 ・表示内容が「名称のみ」「連絡先のみ」といった部分的な情報で足りると誤解する可能性がある。 ・表示の必要性自体を疑問視する可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が液化ガス用貯槽の「表示」に関するものであることを確認する。 2. 選択肢を一つずつ確認し、技術基準の条文と照合する。 3. 「不活性の液化ガス用のものを除く」という条件が正しく適用されているか確認する。 4. 「名称及び連絡先」の両方が必要であるという点を正確に記憶しているか確認する。 5. 選択肢1が技術基準の規定と完全に一致するため、これを正解とする。