甲種 ガス主任技術者 第3回

問41

ガス事業関係法令におけるガス工作物の技術上の基準に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 製造所(特定製造所を除く。)、供給所及び導管を管理する事業場には、緊急時に迅速な通信を確保するため、適切な通信設備を設けなければならない。
  2. 製造所には、緊急時に迅速な通信を確保するため、適切な通信設備を設けなければならないが、供給所及び導管を管理する事業場にはその必要はない。(正解)
  3. 製造所、供給所及び導管を管理する事業場に設ける通信設備は、日常の業務連絡を主目的とし、緊急時の迅速な通信確保は二次的な目的である。
  4. 製造所、供給所及び導管を管理する事業場における通信設備の設置は、事業者の判断に委ねられており、義務ではない。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス事業法に基づくガス工作物の技術上の基準における、製造所、供給所、及び導管を管理する事業場に設置が義務付けられている通信設備に関する知識を問うものである。特に、設置場所の範囲と設置目的(緊急時の迅速な通信確保)を正確に理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、知識集の「製造所(特定製造所を除く。)、供給所及び導管を管理する事業場には、緊急時に迅速な通信を確保するため、適切な通信設備を設けなければならない。」という記述と完全に一致しており、正しい。これは、ガス工作物の技術上の基準を定める省令第10条第1項に規定されている内容である。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、通信設備の設置義務が製造所のみに限定されると誤解したり、設置目的が日常業務連絡と混同したりすることがある。また、「適切な」という表現から、設置が義務ではなく推奨事項であると誤解する可能性もある。しかし、法令では「設けなければならない」と明確に義務付けられている。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「ガス工作物の技術上の基準」に関する記述の正誤を問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、通信設備の設置場所、目的、義務の有無に注目する。 3. 選択肢1は、製造所、供給所、導管管理事業場の全てに「緊急時に迅速な通信を確保するため、適切な通信設備を設けなければならない」とあり、知識集の記述と合致するため、正しい可能性が高いと判断する。 4. 選択肢2は、供給所と導管管理事業場を除外しているため、誤り。 5. 選択肢3は、目的を「日常の業務連絡を主目的」としている点で、緊急時を主目的とする法令の趣旨と異なるため、誤り。 6. 選択肢4は、「義務ではない」としている点で、法令の「設けなければならない」という規定に反するため、誤り。 7. 以上の検討から、選択肢1が唯一の正しい記述であると確定する。

問42

製造所のガス漏えい検知に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 製造所には、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物から漏えいしたガスが滞留するおそれのある製造所内の適当な場所に、当該ガスの漏えいを適切に検知し、かつ、警報する設備を設けなければならない。
  2. 製造所には、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物から漏えいしたガスが滞留するおそれのある製造所内の適当な場所に、当該ガスの漏えいを適切に検知する設備を設けることが義務付けられているが、警報設備は任意である。(正解)
  3. 製造所内のガス漏えい検知設備は、液化ガス貯蔵設備からの漏えいのみを対象とし、その他のガス工作物からの漏えいは対象外である。
  4. 製造所内のガス漏えい検知設備は、ガスが滞留するおそれのある場所だけでなく、製造所内のすべての作業場所に設置しなければならない。
  5. 製造所には、ガス漏えい検知設備を設けることが望ましいが、緊急時対応体制が確立されていれば設置義務はない。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス事業法に基づくガス工作物の技術上の基準に関する知識、特に製造所におけるガス漏えい検知・警報設備の設置義務について問うものである。製造所の保安確保において、ガス漏えいの早期発見と対応は極めて重要であり、そのための設備要件を理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1が適切である。ガス工作物の技術上の基準を定める省令第10条第1項第3号において、「製造所には、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物から漏えいしたガスが滞留するおそれのある製造所内の適当な場所に、当該ガスの漏えいを適切に検知し、かつ、警報する設備を設けなければならない。」と規定されているためである。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・「検知」と「警報」の区別:検知設備のみで警報設備は不要と誤解する可能性がある。法令では両方の設置が義務付けられている。 ・設置場所の範囲:「滞留するおそれのある適当な場所」という表現を、「すべての場所」や「特定の設備のみ」と誤って解釈する可能性がある。 ・義務か任意か:設置が「望ましい」程度のものであり、義務ではないと誤解する可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. **問題文の確認**: 「製造所のガス漏えい検知に関する記述として、適切なものはどれか」という問いであるため、法令(技術基準)の規定に合致する記述を探す。 2. **キーワードの抽出**: 「製造所」「ガス漏えい」「検知」「警報」「設備」が主要なキーワードとなる。 3. **選択肢の吟味**: * 選択肢1: 「適切に検知し、かつ、警報する設備を設けなければならない」とあり、法令の規定と完全に一致する。これが正解の可能性が高い。 * 選択肢2: 「警報設備は任意」とある点で、法令の「警報する設備を設けなければならない」に反する。 * 選択肢3: 対象が「液化ガス貯蔵設備からの漏えいのみ」と限定されている点で、法令の「ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物」に反する。 * 選択肢4: 設置場所が「製造所内のすべての作業場所」と広げられている点で、法令の「滞留するおそれのある製造所内の適当な場所」に反する。 * 選択肢5: 設置が「望ましいが、義務ではない」とある点で、法令の「設けなければならない」に反する。 4. **最終確認**: 選択肢1が最も正確に法令の規定を反映しているため、これを正解とする。

問43

液化ガス用貯槽の離隔距離に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のもの、貯蔵能力が3t未満のもの及び地盤面下に全部埋設されたものを除く。)の相互間は、ガス又は液化ガスが漏えいした場合の災害の発生を防止するために、保安上必要な距離を有しなければならない。
  2. 液化ガス用貯槽の相互間は、貯蔵能力にかかわらず、ガス又は液化ガスが漏えいした場合の災害の発生を防止するために、保安上必要な距離を有しなければならない。(正解)
  3. 不活性の液化ガス用の貯槽であっても、貯蔵能力が3t以上の場合は、相互間に保安上必要な距離を設けなければならない。
  4. 地盤面下に全部埋設された液化ガス用貯槽は、貯蔵能力が3t以上の場合、相互間に保安上必要な距離を設けなければならない。

解説

■【設問の意図】 液化ガス用貯槽の設置に関する技術基準、特に相互間の離隔距離に関する規定の理解度を問う。除外される条件を正確に把握しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス工作物の技術上の基準を定める省令第10条第1項第4号の規定を正確に記述している。不活性の液化ガス用の貯槽、貯蔵能力が3t未満の貯槽、及び地盤面下に全部埋設された貯槽は、相互間の離隔距離を設ける義務から除外される。 ■【初心者がここで迷う理由】 液化ガス用貯槽の離隔距離に関する規定は、多くの除外条件があるため、どの条件が適用され、どの条件が除外されるのかを混同しやすい。特に「不活性の液化ガス用」「貯蔵能力3t未満」「地盤面下に全部埋設」という3つの除外条件を正確に記憶していないと、誤った選択肢を選んでしまう可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が液化ガス用貯槽の離隔距離に関するものであることを確認する。 2. 選択肢を一つずつ確認し、ガス工作物の技術上の基準を定める省令の規定と照合する。 3. 特に、離隔距離の規定が適用されない「除外条件」に注目する。 - 不活性の液化ガス用のもの - 貯蔵能力が3t未満のもの - 地盤面下に全部埋設されたもの 4. これらの除外条件を正確に含んでいる選択肢1が、最も適切な記述であると判断する。他の選択肢は、これらの除外条件の一部を誤って解釈しているか、または一般化しすぎているため不適切であると判断する。

問44

「ガス工作物の技術上の基準を定める省令」及び「ガス工作物の技術上の基準の細目を定める告示」に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 製造所若しくは供給所に設置するガス若しくは液化ガスを通ずるガス工作物又は大容量移動式ガス発生設備には、その規模に応じて、適切な防消火設備を適切な箇所に設けなければならない。
  2. 製造所には、構内に公衆がみだりに立ち入るおそれがない場合であっても、常に公衆がみだりに立ち入らないよう、適切な措置を講じなければならない。(正解)
  3. 製造所(特定製造所を除く。)、供給所及び導管を管理する事業場には、緊急時に迅速な通信を確保するため、電話設備のみを設けなければならない。
  4. 製造所には、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物から漏えいしたガスが滞留するおそれのある製造所内の適当な場所に、当該ガスの漏えいを適切に検知し、かつ、その結果を記録する設備を設けなければならない。
  5. 液化ガス用貯槽の相互間は、ガス又は液化ガスが漏えいした場合の災害の発生を防止するために、貯蔵能力にかかわらず、一定の距離を有しなければならない。

解説

■【設問の意図】 「ガス工作物の技術上の基準を定める省令」及び「ガス工作物の技術上の基準の細目を定める告示」に関する正確な知識を問うものです。特に、各設備の設置義務や条件に関する細部の理解が求められます。 ■【正解の理由】 選択肢1は、知識集の「1.8 技術基準で規定されているガス工作物」の記述「製造所若しくは供給所に設置するガス若しくは液化ガスを通ずるガス工作物又は大容量移動式ガス発生設備には、その規模に応じて、適切な防消火設備を適切な箇所に設けなければならない。」と完全に一致しており、適切な記述です。 ■【初心者がここで迷う理由】 他の選択肢も、知識集の記述を基にしているため、一見すると正しく見えることがあります。しかし、細部に変更が加えられており、その違いを見落としやすい点が迷う原因となります。 ・選択肢2は、知識集の「ただし、周囲の状況により公衆が立ち入るおそれがない場合は、この限りでない。」という例外規定が削除されており、不適切です。 ・選択肢3は、知識集の「適切な通信設備」が「電話設備のみ」と限定されており、不適切です。 ・選択肢4は、知識集の「警報する設備」が「その結果を記録する設備」に変更されており、不適切です。 ・選択肢5は、知識集の「不活性の液化ガス用のもの、貯蔵能力が3t未満のもの及び地盤面下に全部埋設されたものを除く。」という例外規定が無視され、「貯蔵能力にかかわらず」とされている点が不適切です。 ■【本番での判断フロー】 1. 各選択肢を読み、知識集の「1.8 技術基準で規定されているガス工作物」の対応する記述を頭の中で想起するか、確認します。 2. 特に、「ただし書き」や「適切な」「のみ」「常に」「にかかわらず」といった限定的な表現や修飾語に注目し、元の記述と異なる点がないかを厳密に比較します。 3. 選択肢1が知識集の記述と完全に一致していることを確認し、これを正解と判断します。

問45

「ガス工作物の技術上の基準を定める省令」における、ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室の構造に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室(製造所及び供給所に存するものに限る。)は、これらのガス又は液化ガスが漏えいしたとき滞留しない構造でなければならない。
  2. ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室は、製造所及び供給所に存するものに限り、漏えいしたガスが滞留しても、換気設備が適切であれば問題ない構造とする。(正解)
  3. ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室は、漏えいしたガスが滞留しない構造でなければならないが、液化ガスを通ずるガス工作物の場合は、その特性上、滞留を許容する構造とすることができる。
  4. ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室は、製造所及び供給所に存するものであっても、ガス漏えい検知警報設備が設置されていれば、漏えいしたガスが滞留する構造であってもよい。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス工作物の技術上の基準に関する知識、特にガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室の構造に関する法令上の要件を理解しているかを確認することを意図しています。 ■【正解の理由】 選択肢1は、提供された知識集の「1.8 技術基準で規定されているガス工作物」の項目にある「ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室(製造所及び供給所に存するものに限る。)は、これらのガス又は液化ガスが漏えいしたとき滞留しない構造でなければならない。」という記述と完全に一致しており、これが技術基準の要件です。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、ガス漏えい検知警報設備や適切な換気設備があれば、ガスの滞留を許容できるのではないかと誤解する可能性があります。しかし、技術基準では、これらの設備とは別に、室自体が滞留しない構造であることが求められています。また、「製造所及び供給所に存するものに限る」という条件を見落とし、適用範囲を誤って判断することもあります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「ガス工作物の技術上の基準を定める省令」に関するものであることを確認する。 2. 「ガス又は液化ガスを通ずるガス工作物を設置する室の構造」に関する記述を探す。 3. 知識集の「1.8 技術基準で規定されているガス工作物」の該当箇所を思い出す。 4. 「漏えいしたとき滞留しない構造でなければならない」という核心部分と、「製造所及び供給所に存するものに限る」という条件が正確に記述されている選択肢を選ぶ。 5. 他の選択肢は、滞留を許容する、適用範囲が異なる、または条件が不正確であるため、誤りであると判断する。

問46

製造所に設置するガス又は液化ガスを通ずるガス工作物の付近に設置する電気設備に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. その設置場所の状況及び当該ガス又は液化ガスの種類に応じた防爆性能を有するものでなければならない。
  2. 一般の電気設備でよく、特別な防爆性能は要求されない。(正解)
  3. ガス又は液化ガスの種類に関わらず、一律に最高レベルの防爆性能を有するものでなければならない。
  4. ガス工作物から一定距離以上離れていれば、防爆性能は不要である。
  5. 液化ガスを通ずるガス工作物の付近に限り、防爆性能が要求される。

解説

■【設問の意図】 製造所に設置される電気設備が、ガス漏えい時の爆発リスクを考慮し、適切な防爆対策が求められることを理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、提供された知識集の「製造所に設置するガス若しくは液化ガスを通ずるガス工作物の付近に設置する電気設備は、その設置場所の状況及び当該ガス又は液化ガスの種類に応じた防爆性能を有するものでなければならない。」という記述と完全に一致しており、法令(技術基準)の要求事項を正確に述べているため、適切である。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、防爆性能の必要性自体は理解していても、「種類に応じた」という具体的な条件や、「付近」という範囲の解釈で迷う可能性がある。また、一律に最高レベルの防爆性能が必要だと誤解したり、一定距離離れれば不要だと考えたりすることがある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「製造所の電気設備」に関する適切な記述を求めていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、知識集の関連記述を思い出す。 3. 選択肢1が「設置場所の状況」と「ガスの種類に応じた」防爆性能の必要性を述べており、これが技術基準の正確な表現であることを確認する。 4. 他の選択肢が「特別な防爆性能は不要」「一律に最高レベル」「一定距離で不要」「液化ガスのみ」といった誤った条件や限定を述べていることを識別し、これらが不適切であると判断する。 5. 選択肢1を正解として選ぶ。

問47

ガス発生設備及び附帯設備であって製造設備に属するものに関する記述として、適切なものはどれか。

  1. ガス又は液化ガスを通ずる部分(不活性のガス又は不活性の液化ガスのみを通ずるものを除く。)は、ガス又は液化ガスを安全に置換できる構造でなければならない。
  2. ガス又は液化ガスを通ずる部分(不活性のガス又は不活性の液化ガスのみを通ずるものを除く。)は、ガス又は液化ガスを安全に置換できる構造である必要はない。(正解)
  3. 不活性のガス又は不活性の液化ガスのみを通ずる部分も、ガス又は液化ガスを安全に置換できる構造でなければならない。
  4. ガス又は液化ガスを通ずる部分の置換は、安全性を考慮する必要はない。

解説

■【設問の意図】 ガス発生設備におけるガス置換の安全に関する技術基準の理解度を問う。特に、置換が必要なガスの種類と、そのための構造要件を把握しているかを確認する。 ■【正解の理由】 ガス事業法に基づく「ガス工作物の技術上の基準を定める省令」第10条第1項第1号において、「ガス発生設備及び附帯設備であって製造設備に属するもののガス又は液化ガスを通ずる部分(不活性のガス又は不活性の液化ガスのみを通ずるものを除く。)は、ガス又は液化ガスを安全に置換できる構造でなければならない。」と規定されているため、選択肢1が正しい。これは、可燃性ガスや毒性ガスなどの危険なガスを安全に排出・導入するための重要な保安要件である。 ■【初心者がここで迷う理由】 ・「不活性のガス又は不活性の液化ガスのみを通ずるものを除く」という除外規定を見落とし、すべてのガス工作物に置換構造が必要だと誤解する可能性がある。 ・「安全に置換できる構造」という具体的な要件の重要性を認識せず、単なる操作上の便宜と捉えてしまう可能性がある。 ・技術基準の条文を正確に覚えていない場合、類似の記述の中から正しいものを選びにくい。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文がガス発生設備の構造に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、特に「置換できる構造」と「不活性ガス」に関する記述に注目する。 3. 技術基準の知識を思い出す。「ガス発生設備において、可燃性や毒性のあるガスを通ずる部分は、安全に置換できる構造が必須である」という原則を適用する。 4. 選択肢1は、この原則と「不活性ガスは除く」という除外規定を正確に反映しているため、正しいと判断する。 5. 選択肢2は「必要はない」と否定しているため誤り。 6. 選択肢3は「不活性ガスも含む」としているため誤り。 7. 選択肢4は「安全性を考慮する必要はない」と記述しており、保安上ありえないため誤り。 8. したがって、選択肢1が正解である。

問48

ガス栓の主要材料に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. ガス栓の主要材料は、最高使用温度及び最低使用温度において材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて安全な機械的性質を有するものでなければならない。
  2. ガス栓の主要材料は、最高使用温度において材料に及ぼす化学的影響に対し、設備の種類、規模にかかわらず一律に安全な機械的性質を有するものでなければならない。(正解)
  3. ガス栓の主要材料は、最低使用温度において材料に及ぼす物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて高い耐食性を有するものでなければならない。
  4. ガス栓の主要材料は、常温において材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて高い熱伝導率を有するものでなければならない。
  5. ガス栓の主要材料は、最高使用温度及び最低使用温度において材料に及ぼす物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて高い電気伝導性を有するものでなければならない。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の技術上の基準に関する知識、特にガス栓の材料選定における要件を問う。材料が使用環境下で安全性を維持するための多角的な考慮事項を理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 ガス工作物の技術上の基準を定める省令第10条第1項第1号イに「ガス栓の主要材料は、最高使用温度及び最低使用温度において材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて安全な機械的性質を有するものでなければならない。」と規定されている。これは、ガス栓が様々な温度環境下でガスや周囲の物質から受ける影響を考慮し、その種類や規模に応じた適切な機械的強度を保持する必要があることを示している。 ■【初心者がここで迷う理由】 ガス栓の材料選定において、特定の温度条件(常温、最高温度のみ、最低温度のみ)や特定の影響(化学的影響のみ、物理的影響のみ)、あるいは特定の性質(耐食性、熱伝導率、電気伝導性など)のみが重要であると誤解する可能性がある。また、「設備の種類、規模に応じて」という条件を見落とし、一律の基準が適用されると考えることも迷う原因となる。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文の確認: ガス栓の主要材料に関する適切な記述を問われていることを確認する。 2. 選択肢の吟味: 各選択肢が、温度条件、影響の種類、要求される性質、適用範囲(設備の種類・規模に応じるか否か)の4つの観点で、技術基準の規定と合致しているかを比較検討する。 * 「最高使用温度及び最低使用温度」の両方を考慮しているか。 * 「化学的及び物理的影響」の両方を考慮しているか。 * 「安全な機械的性質」を求めているか。 * 「設備の種類、規模に応じて」という条件が適切か。 3. 正解の特定: 技術基準の規定と完全に一致する選択肢(本問では選択肢1)を正解と判断する。他の選択肢は、これらのいずれかの点で不正確であるため、誤りであると判断する。

問49

ガス工作物の技術上の基準に関する次の記述のうち、液化ガスを通ずる部分の構造について、正しいものはどれか。

  1. 附帯設備であって製造設備に属する容器及び管のうち、液化ガスを通ずるものであって内面に0Paを超える圧力を受ける部分の構造は、供用中の荷重並びに最高使用温度及び最低使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない。
  2. 附帯設備であって製造設備に属する容器及び管のうち、液化ガスを通ずるものであって内面に0.2MPaを超える圧力を受ける部分の構造は、供用中の荷重並びに最高使用温度及び最低使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない。(正解)
  3. 附帯設備であって製造設備に属する容器及び管のうち、液化ガスを通ずるものであって内面に0Paを超える圧力を受ける部分の構造は、最高使用圧力のみを考慮すればよく、供用中の荷重及び温度の影響は考慮しなくてもよい。
  4. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分で、溶接による割れ等で有害な欠陥がなく、かつ、設計上要求される強度と同等であればよい。

解説

■【設問の意図】 液化ガスを通ずるガス工作物の構造に関する技術基準の理解度を問う問題です。特に、構造設計において考慮すべき要素(荷重、温度、圧力など)を正確に把握しているかが重要となります。 ■【正解の理由】 選択肢1が、液化ガスを通ずる容器及び管の構造に関する技術基準の規定を正確に述べています。すなわち、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の構造は、供用中の荷重、最高使用温度、最低使用温度、及び最高使用圧力の全てを考慮し、設備の種類や規模に応じて適切な構造でなければなりません。 ■【初心者がここで迷う理由】 * 選択肢2は、圧力の条件を「0.2MPaを超える圧力」と限定しており、技術基準の「0Paを超える圧力」というより一般的な条件と異なるため、誤りです。 * 選択肢3は、「最高使用圧力のみを考慮すればよく」と、供用中の荷重や温度の影響を考慮しなくてもよいとしている点が誤りです。技術基準ではこれらの要素も考慮することを求めています。 * 選択肢4は、溶接された部分の強度に関する記述であり、問題文が問う「液化ガスを通ずる部分の構造」全体に関する記述としては不適切です。また、「設計上要求される強度と同等であればよい」という表現も、「設計上要求される強度以上の強度」でなければならないという技術基準の規定と異なるため誤りです。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「液化ガスを通ずる部分の構造」に関する正しい記述を求めていることを確認します。 2. 各選択肢を読み、特に「構造」に関する要件(荷重、温度、圧力など)に注目します。 3. 選択肢1は、供用中の荷重、最高使用温度、最低使用温度、最高使用圧力の全てを考慮する旨が記載されており、技術基準の包括的な要求事項と合致することを確認します。 4. 選択肢2は、圧力の条件が「0.2MPaを超える圧力」となっており、技術基準の「0Paを超える圧力」と異なるため誤りです。 5. 選択肢3は、「最高使用圧力のみを考慮すればよく」と限定している点が、技術基準の包括的な要求と異なるため誤りです。 6. 選択肢4は、「溶接された部分」に特化した記述であり、「構造」全体に関する記述としては不適切です。また、「同等であればよい」という表現が「以上」ではないため誤りです。 7. 以上の検討から、選択肢1が最も適切であると判断します。

問50

次の記述のうち、ガス工作物の技術上の基準に関するものとして、誤っているものはどれか。

  1. 整圧器及び特定ガス発生設備に属する調整装置の耐圧部分は、適切な方法により気密試験を行ったときに漏えいがないものでなければならない。
  2. 最高使用圧力が0.3MPa以上で、内径が150mm以上の中圧の導管であって、ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない。(正解)
  3. 延長が15mの最高使用圧力が高圧の導管(溶接により接合された導管ではない。)の耐圧部分は、適切な方法により耐圧試験を行ったときにこれに耐えるものでなければならない。
  4. 整圧器のガスを通ずる部分は、適切な方法により気密試験を行ったとき漏えいがないものでなければならない。ただし、最高使用圧力が0Pa以下のもの及び常時大気に開放されているものは、この限りでない。
  5. ガス栓の主要材料は、最高使用温度及び最低使用温度において材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて安全な機械的性質を有するものでなければならない。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の技術上の基準に関する知識、特に「耐圧試験」と「気密試験」の適用対象と目的の違いについて理解しているかを問う問題です。 ■【正解の理由】 選択肢1が誤っています。 技術基準では、「整圧器及び特定ガス発生設備に属する調整装置の耐圧部分は、適切な方法により耐圧試験を行ったときにこれに耐えるものでなければならない。」と規定されています。耐圧部分の構造的健全性を確認するためには「耐圧試験」が必要であり、「気密試験」はガス漏えいの有無を確認するものです。したがって、耐圧部分に対して気密試験の要件を適用している選択肢1は誤りです。 他の選択肢は、技術基準の規定として正しい記述です。 ・選択肢2:中圧導管の溶接に関する要件として正しいです。 ・選択肢3:高圧導管の耐圧部分の耐圧試験に関する要件として正しいです。 ・選択肢4:整圧器のガスを通ずる部分の気密試験に関する要件として正しいです。ここで「ガスを通ずる部分」に対して「気密試験」が求められている点と、選択肢1の「耐圧部分」に対する記述との違いが重要です。 ・選択肢5:ガス栓の主要材料に関する要件として正しいです。 ■【初心者がここで迷う理由】 「耐圧試験」と「気密試験」はどちらも圧力に関連する試験であり、混同しやすい用語です。耐圧試験は設備の構造が圧力に耐えうるかを確認するものであり、気密試験はガスが外部に漏れないかを確認するものです。対象となる部分(耐圧部分か、ガスを通ずる部分か)によって、求められる試験の種類が異なります。この違いを正確に理解していないと、誤った選択肢を選んでしまう可能性があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「誤っているものはどれか」を問うていることを確認する。 2. 各選択肢の記述が、ガス工作物の技術上の基準に適合しているかを確認する。 3. 選択肢1:「整圧器及び特定ガス発生設備に属する調整装置の耐圧部分」について、「気密試験を行ったときに漏えいがないものでなければならない」とある。耐圧部分の主要な要件は「耐圧試験に耐えること」であり、気密試験はガスを通ずる部分の漏えい防止が主目的である。この記述は、耐圧部分に対する要求として不適切である可能性が高いと判断する。 4. 選択肢2、3、4、5は、それぞれ中圧導管の溶接、高圧導管の耐圧試験、整圧器の気密試験、ガス栓の材料に関する記述であり、これらは技術基準の正しい内容であると確認する。特に選択肢4は「整圧器のガスを通ずる部分」に対する「気密試験」であり、選択肢1の「耐圧部分」に対する「気密試験」との違いを明確に認識する。 5. 選択肢1が技術基準の記述と異なるため、これが誤っている記述であると結論付ける。

問51

ガス工作物の溶接部に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

  1. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分で、溶接による割れ等で有害な欠陥がなく、かつ、設計上要求される強度以上の強度でなければならない。
  2. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分で、溶接による割れ等で有害な欠陥がなければ、設計上要求される強度と同等であればよい。(正解)
  3. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分であれば、溶接による割れ等があっても設計上要求される強度以上の強度であればよい。
  4. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分で、溶接による割れ等で有害な欠陥がなければ、設計上要求される強度より低くてもよい。
  5. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分で、溶接による割れ等で有害な欠陥がなければ、強度に関する規定は特にない。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の溶接部に関する技術基準の理解度を問う問題。特に、溶接部の品質(溶込み、欠陥)と強度(設計要求強度との関係)に関する正確な知識が求められる。 ■【正解の理由】 ガス工作物の技術上の基準を定める省令において、「ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分で、溶接による割れ等で有害な欠陥がなく、かつ、設計上要求される強度以上の強度でなければならない。」と規定されている。選択肢1はこの規定と完全に一致している。 ■【初心者がここで迷う理由】 「設計上要求される強度以上の強度」という部分を、「同等であればよい」や「多少低くてもよい」と誤解する可能性がある。また、「有害な欠陥がなく」という条件の重要性を見落とし、溶込みが十分であれば他の欠陥は許容されると考える誤りも生じやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文がガス工作物の溶接部の技術基準について問うていることを確認する。 2. 溶接部の品質に関するキーワード(溶込み、割れ、欠陥)と強度に関するキーワード(設計上要求される強度)に注目する。 3. 技術基準では「溶込みが十分」「有害な欠陥がなく」「設計上要求される強度以上」の3つの条件がすべて満たされる必要があることを思い出す。 4. 各選択肢を比較し、この3つの条件をすべて正確に満たしている選択肢1が正解であると判断する。他の選択肢は、これらの条件の一部が欠けていたり、誤った記述になっているため不正解となる。

問52

最高使用圧力が0.3MPa以上で、内径が150mm以上の中圧の導管であって、ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない。
  2. 溶接施工方法等の確認は、工事完了後の非破壊検査によって行えばよい。(正解)
  3. 内径が200mm未満の導管であれば、溶接施工方法等の事前確認は不要である。
  4. 最高使用圧力が0.5MPa未満であれば、溶接施工方法等の事前確認は不要である。
  5. ガスによる圧力を受ける部分であっても、中圧導管の溶接には特別な事前確認は求められない。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス工作物の技術上の基準における、中圧導管の溶接に関する事前確認の要件について、受験者が正確に理解しているかを確認することを意図しています。特に、特定の圧力と内径の条件を満たす導管の溶接において、施工方法の事前確認が義務付けられている点を問うものです。 ■【正解の理由】 本文「1.8 技術基準で規定されているガス工作物」の記述「最高使用圧力が0.3MPa以上で、内径が150mm以上の中圧の導管であって、ガスによる圧力を受ける部分を溶接する場合は、適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない。」と合致するため、選択肢1が適切です。これは、ガス工作物の技術上の基準において、特に重要な導管の溶接品質を確保するための事前確認の義務を定めたものです。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、溶接後の非破壊検査(RT, UTなど)が最終的な品質確認手段であると認識しているため、溶接施工方法の「事前確認」の重要性や具体的な要件を見落としがちです。また、中圧導管という括りの中で、特定の圧力(0.3MPa以上)と内径(150mm以上)という詳細な条件が付されているため、これらの数値基準を正確に覚えていないと、他の選択肢に惑わされる可能性があります。特に、工事完了後の検査で十分だと誤解したり、特定の条件が緩和されると誤認したりすることが考えられます。 ■【本番での判断フロー】 1. **キーワードの特定**: 「中圧の導管」「溶接」「ガスによる圧力を受ける部分」「事前確認」。 2. **条件の確認**: 「最高使用圧力が0.3MPa以上」「内径が150mm以上」。これらの数値が重要であることを認識する。 3. **技術基準の想起**: 技術基準では、特に重要なガス工作物の溶接において、施工方法の事前確認が求められていることを思い出す。 4. **選択肢の評価**: * 選択肢1: 「適切な機械試験等により適切な溶接施工方法等であることをあらかじめ確認したものによらなければならない」とあり、本文の記述と完全に一致するため、これが正解であると判断する。 * 選択肢2, 3, 4, 5: 事後検査のみでよい、特定の条件で不要、特別な事前確認は求められない、といった記述は、技術基準の厳格な要件に反するため、不適切と判断する。

問53

液化ガス用貯槽の主要材料に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 附帯設備であって製造設備に属する液化ガス用貯槽の主要材料は、最高使用温度及び最低使用温度において材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて安全な機械的性質を有するものでなければならない。
  2. 液化ガス用貯槽の主要材料は、最高使用温度において材料に及ぼす化学的影響に対し、安全な機械的性質を有するものであればよく、最低使用温度や物理的影響は考慮しなくてもよい。(正解)
  3. 液化ガス用貯槽の主要材料は、その熱伝導率が極めて低いものでなければならず、機械的性質は二次的な考慮事項である。
  4. 液化ガス用貯槽の主要材料は、常温における引張強度が規定値を満たしていればよく、使用温度範囲での特性変化は考慮しなくてもよい。

解説

■【設問の意図】 液化ガス用貯槽の主要材料に関する技術基準の理解度を問う。特に、材料選定において考慮すべき温度範囲、影響の種類(化学的・物理的)、および要求される性質(機械的性質)について正確に把握しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス工作物の技術上の基準を定める省令第10条第1項第1号の規定に合致する。液化ガス用貯槽の主要材料は、最高使用温度及び最低使用温度の両方において、材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて安全な機械的性質を有することが求められる。これは、極低温で運用される液化ガス貯槽の安全性を確保するために不可欠な要件である。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、材料選定の際に「最高使用温度」のみに注目しがちであるか、「化学的影響」のみを重視する傾向があるかもしれない。また、「機械的性質」以外の特性(例:熱伝導率)が重要であると誤解することもある。液化ガス貯槽は極低温環境で使用されるため、「最低使用温度」における材料の脆性や物理的影響(収縮など)も極めて重要であるという認識が不足している場合がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「液化ガス用貯槽の主要材料」に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、特に「温度範囲(最高・最低)」、「影響の種類(化学的・物理的)」、「要求される性質(機械的性質)」の3点に注目して、技術基準の正確な記述と照合する。 3. 選択肢1は、これらすべての要素を正確に含んでおり、技術基準の原文と一致することを確認する。 4. 選択肢2は「最低使用温度」や「物理的影響」の考慮を不要としている点で不適切と判断する。 5. 選択肢3は「熱伝導率」を主要な性質としている点で不適切と判断する。 6. 選択肢4は「常温」のみを考慮している点で不適切と判断する。 7. したがって、選択肢1が最も適切な記述であると結論付ける。

問54

ガス工作物の技術上の基準に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 導管の構造は、供用中の最大流量並びに最高使用温度及び最低使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない。
  2. 導管の構造は、供用中の最大流量及び最高使用圧力のみを考慮すればよく、温度条件は設計上考慮する必要はない。(正解)
  3. 導管の構造は、設備の種類や規模に関わらず、一律に最高使用圧力のみを基準として設計される。
  4. 導管の構造は、最高使用温度及び最低使用温度を考慮するが、最大流量や最高使用圧力は設計上考慮する必要はない。
  5. 導管の構造は、供用中の最大流量を最優先に考慮し、圧力や温度条件は二次的な要素として扱う。

解説

■【設問の意図】 本設問は、ガス工作物の技術上の基準における「導管の構造」に関する正確な知識を問うものである。特に、導管の設計において考慮すべき多岐にわたる要素(流量、温度、圧力、設備の種類・規模)を理解しているかを確認する。 ■【正解の理由】 選択肢1は、ガス工作物の技術上の基準(ガス工作物の技術上の基準を定める省令)に規定されている導管の構造に関する要件を正確に述べている。「供用中の最大流量並びに最高使用温度及び最低使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない」という記述は、導管が安全に機能するために、流量、温度、圧力といった運転条件と、設備自体の特性を総合的に考慮した設計が必要であることを示している。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、導管の設計において、圧力や流量といった主要な要素にのみ注目しがちである。しかし、ガス工作物の技術基準は、温度変化による材料の伸縮や強度変化、さらには設備の種類や規模に応じた個別の要件も考慮することを求めている。選択肢2、3、4、5は、これらの要素の一部を無視したり、優先順位を誤って設定したりすることで、基準の包括的な理解を妨げるように作成されているため、誤った選択をしてしまう可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「正しいもの」を求めていることを確認する。 2. 各選択肢を読み、導管の構造設計において考慮すべき要素が網羅的かつ適切に記述されているかを確認する。 3. 特に、「最大流量」「最高使用温度」「最低使用温度」「最高使用圧力」「設備の種類、規模」といったキーワードが適切に組み合わされているかを確認する。 4. 一部の要素のみを強調したり、特定の要素を無視したりする選択肢は、技術基準の包括的な要求事項に反するため、誤りであると判断する。 5. 技術基準は、安全確保のために多角的な視点から設計要件を定めていることを念頭に置き、最も包括的で正確な記述を選び出す。

問55

ガス工作物の技術上の基準に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ガス栓の主要材料は、最高使用温度及び最低使用温度において材料に及ぼす化学的及び物理的影響に対し、設備の種類、規模に応じて安全な機械的性質を有するものでなければならない。
  2. 附帯設備であって製造設備に属する容器及び管のうち、液化ガスを通ずるものであって内面に0Paを超える圧力を受ける部分の構造は、供用中の荷重並びに最高使用温度及び最低使用温度における最高使用圧力に対し、設備の種類、規模に応じて適切な構造でなければならない。
  3. 整圧器及び特定ガス発生設備に属する調整装置の耐圧部分は、耐圧試験を行う必要はない。
  4. 延長が15mの最高使用圧力が高圧の導管(溶接により接合された導管ではない。)の耐圧部分は、適切な方法により耐圧試験を行ったときにこれに耐えるものでなければならない。(正解)
  5. ガス工作物のガス又は液化ガスを通ずる部分であって、内面に0Paを超える圧力を受ける部分の溶接された部分は、溶込みが十分で、溶接による割れ等で有害な欠陥がなく、かつ、設計上要求される強度以上の強度でなければならない。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の技術上の基準に関する知識を問う。特に、耐圧試験の必要性や材料・構造に関する基準の理解度を確認する。 ■【正解の理由】 選択肢3が誤りである。技術基準では、「整圧器及び特定ガス発生設備に属する調整装置の耐圧部分は、適切な方法により耐圧試験を行ったときにこれに耐えるものでなければならない」と規定されており、耐圧試験は必要である。 選択肢1、2、4、5は、それぞれ技術基準の規定に合致しており、正しい記述である。特に選択肢4は、高圧導管の耐圧試験に関する重要な規定である。 ■【初心者がここで迷う理由】 技術基準の条文は多岐にわたり、どの設備にどのような試験や構造要件が求められるかを混同しやすい。特に「耐圧試験」や「気密試験」の対象設備や免除規定を正確に把握していないと、誤った判断をしてしまう可能性がある。また、問題文中の「溶接により接合された導管ではない」といった条件を見落とすと、溶接部の検査に関する規定と混同する可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が「誤っているものはどれか」を問うていることを確認する。 2. 各選択肢について、技術基準の知識と照らし合わせ、正しいか誤りかを判断する。 * 選択肢1(ガス栓の材料):一般的な材料要件として正しいと判断。 * 選択肢2(液化ガス管の構造):液化ガスを通ずる部分の構造要件として正しいと判断。 * 選択肢3(整圧器の耐圧試験):整圧器は圧力を扱う重要な設備であり、耐圧試験が不要であるという記述は疑わしいと判断。技術基準の知識から、耐圧試験が必要であることを思い出す。 * 選択肢4(高圧導管の耐圧試験):高圧導管は保安上特に重要であり、耐圧試験が必要であるという記述は正しいと判断。 * 選択肢5(溶接部の強度):溶接部の品質要件として正しいと判断。 3. 誤りであると判断した選択肢3を正解として選択する。

問56

整圧器の気密試験に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 整圧器のガスを通ずる部分は、適切な方法により気密試験を行ったとき漏えいがないものでなければならない。ただし、最高使用圧力が0Pa以下のもの及び常時大気に開放されているものは、この限りでない。
  2. 整圧器のガスを通ずる部分は、最高使用圧力が0Pa以下のものに限り、気密試験を行う必要はない。(正解)
  3. 整圧器のガスを通ずる部分は、常時大気に開放されているものに限り、気密試験を行う必要はない。
  4. 整圧器のガスを通ずる部分は、最高使用圧力が0Pa以下のもの及び常時大気に開放されているものであっても、必ず気密試験を行わなければならない。
  5. 整圧器のガスを通ずる部分は、いかなる場合でも気密試験を行う必要はない。

解説

■【設問の意図】 整圧器の気密試験に関する技術基準の理解度を問う問題です。 ■【正解の理由】 選択肢1は、技術基準の「ガス工作物の技術上の基準を定める省令」第20条第1項第1号の規定に合致しています。整圧器のガスを通ずる部分は、適切な方法により気密試験を行ったときに漏えいがない構造でなければなりませんが、最高使用圧力が0Pa以下のものや常時大気に開放されているものは、この限りではないという例外規定も含まれています。 ■【初心者がここで迷う理由】 初心者は、気密試験の義務付けと、その例外規定の範囲を混同しやすいです。特に、「〜に限り」といった限定的な表現や、「〜であっても、必ず」といった強調表現に惑わされ、例外規定の正確な適用条件を見落とす可能性があります。また、0Pa以下の圧力と常時大気開放という二つの条件が「及び」で結ばれている点も注意が必要です。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が整圧器の気密試験に関するものであることを確認する。 2. 各選択肢を読み、技術基準の条文を思い出す。 3. 「整圧器のガスを通ずる部分は、気密試験で漏えいがないこと」が原則であることを確認する。 4. 例外規定「ただし、最高使用圧力が0Pa以下のもの及び常時大気に開放されているものは、この限りでない」を正確に適用できるかを確認する。 5. 選択肢1は、原則と例外規定の両方を正確に記述しているため、これが正解であると判断する。 6. 他の選択肢は、例外規定の条件を誤って限定したり、原則を誤って適用したりしているため、不正解と判断する。

問57

ガス工作物の技術上の基準に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ガス発生設備(移動式ガス発生設備を除く。)及び附帯設備であって製造設備に属するものには、ガス又は液化ガスを通ずる設備の損傷を防止するため使用の状態を計測する装置のみを設けなければならない。
  2. 液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すために適切な安全弁を設けなければならない。(正解)
  3. 製造設備(特定ガス発生設備を除く。)の運転を継続させるのに必要な装置その他の製造所及び供給所の保安上重要な設備には、停電等により当該設備の機能が失われることのないよう適切な措置を講じなければならない。
  4. ガスホルダーであって、凝縮液により機能の低下又は損傷のおそれがあるものには、ガスホルダーの凝縮液を抜く装置を設けなければならない。
  5. 液化ガス用貯槽(不活性の液化ガス用のものを除く。)又はこれらの付近には、その外部から見やすいようにガス小売事業者の名称及び連絡先の表示をしなければならない。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の技術上の基準において、ガス発生設備等に求められる計測・確認装置の設置に関する正確な知識を問うものです。 ■【正解の理由】 選択肢1が誤りです。技術基準では、「ガス発生設備(移動式ガス発生設備を除く。)及び附帯設備であって製造設備に属するものには、ガス又は液化ガスを通ずる設備の損傷を防止するため使用の状態を計測又は確認できる適切な装置を設けなければならない」と規定されています。「計測する装置のみ」と限定するものではなく、計測または確認できる装置のいずれか、あるいは両方を適切に設けることが求められます。 選択肢2、3、4、5は、いずれもガス工作物の技術上の基準に適合する正しい記述です。 ■【初心者がここで迷う理由】 「計測」と「確認」という類似した言葉の使い分けや、「のみ」といった限定的な表現を見落としがちです。技術基準の条文は細部にわたるため、正確な文言を記憶していないと判断が難しくなります。また、他の選択肢がすべて正しい記述であるため、誤りを見つけるには各選択肢の細部まで注意深く読み込む必要があります。 ■【本番での判断フロー】 1. 各選択肢を読み、技術基準の条文と照らし合わせる。 2. 特に「のみ」「必ず」「〜を除く」といった限定や除外の表現に注目する。 3. 選択肢1の「計測する装置のみ」という表現が、元の知識集の「計測又は確認できる適切な装置」と異なることに気づく。 4. 「計測」と「確認」は異なる概念であり、「のみ」と限定することは不適切であると判断し、選択肢1を誤りとして選ぶ。

問58

製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置する遮断装置に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置する遮断装置には、誤操作を防止し、かつ、確実に操作することができる措置を講じなければならない。
  2. 製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置する遮断装置は、誤操作を防止するための措置は不要であるが、確実に操作できる措置を講じなければならない。(正解)
  3. 製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置する遮断装置は、確実に操作できる措置は不要であるが、誤操作を防止するための措置を講じなければならない。
  4. 製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置する遮断装置は、誤操作を防止するための措置も、確実に操作できる措置も不要である。
  5. 製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置する遮断装置は、遠隔操作のみで確実に操作できる措置を講じればよく、誤操作防止措置は不要である。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の技術上の基準において、製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置される遮断装置に関する保安上の要件を理解しているかを確認する。特に、誤操作防止と確実な操作性の両方が求められる点を問う。 ■【正解の理由】 ガス工作物の技術上の基準(ガス工作物の技術上の基準を定める省令)第40条第1項において、「製造所、供給所又は移動式ガス発生設備に設置する遮断装置には、誤操作を防止し、かつ、確実に操作することができる措置を講じなければならない。」と規定されている。したがって、選択肢1がこの規定に合致しており、正しい。 ■【初心者がここで迷う理由】 遮断装置の機能として、確実な操作性のみを重視し、誤操作防止の重要性を見落とす、あるいはその逆のケースが考えられる。また、技術基準の具体的な内容を正確に記憶していない場合、どちらか一方の要件で十分だと誤解したり、両方の要件が不要だと判断したりする可能性がある。特に「かつ」という接続詞が両方の要件の必須性を示している点を見落としやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が遮断装置の設置に関する技術基準を問うていることを確認する。 2. 遮断装置の保安上の要件として、「誤操作防止」と「確実な操作」の2つのキーワードが重要であることを思い出す。 3. 選択肢を読み、この2つの要件が「かつ」で結ばれて両方とも必要とされている記述を探す。 4. 選択肢1が「誤操作を防止し、かつ、確実に操作することができる措置を講じなければならない」と、両方の要件を適切に満たしているため、これを正解と判断する。他の選択肢は、いずれかの要件が欠けているか、誤った記述であるため除外する。

問59

液化ガスを通ずるガス発生設備に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すために適切な安全弁を設けなければならない。
  2. 液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すために破裂板を設けなければならない。(正解)
  3. 液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を調整するために整圧器を設けなければならない。
  4. 液化ガスを通ずるガス発生設備には、過圧が生ずるおそれの有無にかかわらず、すべて安全弁を設けなければならない。
  5. 液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すための設備は不要である。

解説

■【設問の意図】 ガス工作物の技術上の基準に関する知識、特に液化ガスを通ずるガス発生設備における過圧防止措置の理解度を問う。 ■【正解の理由】 法令(技術基準)において、「液化ガスを通ずるガス発生設備のうち、過圧が生ずるおそれのあるものには、その圧力を逃すために適切な安全弁を設けなければならない。」と規定されているため、選択肢1が正しい。 ■【初心者がここで迷う理由】 * 安全弁と破裂板の区別が曖昧な場合、選択肢2と迷う可能性がある。 * 圧力調整装置(整圧器)と過圧防止装置(安全弁)の役割の違いを混同する可能性がある。 * 「過圧が生ずるおそれのあるもの」という条件を見落とし、「すべて」という表現の選択肢と迷う可能性がある。 ■【本番での判断フロー】 1. 問題文が液化ガスを通ずるガス発生設備の過圧対策について問うていることを確認する。 2. 技術基準の知識を思い出す。過圧防止には安全弁や破裂板が用いられるが、特に「液化ガスを通ずるガス発生設備」においては「安全弁」の設置が明記されていることを確認する。 3. 「過圧が生ずるおそれのあるもの」という条件が重要であることを認識し、無条件に設置を義務付ける選択肢(選択肢4)や、過圧防止が不要とする選択肢(選択肢5)を排除する。 4. 圧力調整(整圧器)と過圧防止(安全弁)の目的の違いを明確にし、整圧器に関する選択肢(選択肢3)を排除する。 5. 残った選択肢1と2を比較し、技術基準の記述に最も合致する「適切な安全弁」を設けるという選択肢1を正解とする。

問60

技術基準で規定されているガス工作物に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 製造設備(特定ガス発生設備を除く。)の運転を継続させるのに必要な装置その他の製造所及び供給所の保安上重要な設備には、停電等により当該設備の機能が失われることのないよう適切な措置を講じなければならない。
  2. 製造所には、構内に公衆がみだりに立ち入らないよう、適切な措置を講じなければならないが、公衆の立ち入りが想定されない時間帯においては、この限りではない。(正解)
  3. 製造所(特定製造所を除く。)、供給所及び導管を管理する事業場には、緊急時に迅速な通信を確保するため、携帯電話等の個人通信機器の利用を推奨するに留め、専用の通信設備は不要である。
  4. 製造所には、ガス又は液化ガスが滞留するおそれのある場所に、ガスの漏えいを検知する設備を設ける必要があるが、警報設備は必ずしも必要ではない。
  5. 液化ガス用貯槽の相互間は、貯蔵能力にかかわらず、ガス又は液化ガスが漏えいした場合の災害の発生を防止するために、保安上必要な距離を有しなければならない。

解説

■【設問の意図】 技術基準におけるガス工作物の保安に関する知識を問う。 ■【正解の理由】 選択肢1は、製造所及び供給所の保安上重要な設備について、停電時にも機能が失われないよう適切な措置を講じることを定めており、これは技術基準の規定通りである。 ■【初心者がここで迷う理由】 技術基準の条文は細かく、多くの例外規定や条件があるため、正確な内容を記憶することが難しい。特に「~を除く」「~の場合に限る」といった条件を見落としやすい。 ■【本番での判断フロー】 1. 各選択肢の記述が、技術基準の原文と一致しているか、またはその趣旨を正しく反映しているかを確認する。 2. 選択肢1は、製造所及び供給所の保安上重要な設備に対する停電対策の必要性を述べており、これは技術基準の重要な保安規定であるため、正しい可能性が高いと判断する。 3. 選択肢2は、公衆の立ち入りが想定されない時間帯という、原文にない条件で措置が不要としている点で不適切。原文は「周囲の状況により公衆が立ち入るおそれがない場合」に限定している。 4. 選択肢3は、専用の通信設備が不要としている点で不適切。原文は「適切な通信設備を設けなければならない」と規定している。 5. 選択肢4は、警報設備が必ずしも必要ではないとしている点で不適切。原文は「適切に検知し、かつ、警報する設備を設けなければならない」と規定している。 6. 選択肢5は、貯蔵能力にかかわらず距離を有しなければならないとしている点で不適切。原文は「不活性の液化ガス用のもの、貯蔵能力が3t未満のもの及び地盤面下に全部埋設されたものを除く」という例外を設けている。 7. 以上の検討から、選択肢1が最も適切であると判断する。